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単行本①巻発売記念特別インタビュー「女子無駄」のかくかくしかじか


4月9日に第①巻が発売となった「女子高生の無駄づかい」。今回は、著者のビーノさんに突撃インタビューを敢行!作品と人となりに迫る──!!


 
【ビーノ】
富山県出身。ニコニコ静画で投稿を続ける一方で、コミティアの「ComicWalker」の出張編集部に持ち込む。その後、2015年、第2回「ComicWalker」新人大賞にて「読者が選ぶ新人大賞」受賞。現在は、「ComicWalker」「ニコニコエース」「コミックNewtype@ピクシブ」にて同タイトルを連載中。また、本作に登場する「ワセダ」(低所得P)が手掛けるとされているボカロ楽曲も自身が制作しており、「才能の無駄づかい」と揶揄されることもある。

──今日はまた…ステキな格好をされてますね。……鹿?でしょうか。

 ビーノ   小鹿です。(キッパリ)

──……鹿?ですよね。

 ビーノ   小鹿です。(キッパリ)



───さて、本題に(笑)。ビーノさんは「ComicWalker」へ持ち込み、その後、漫画大賞を受賞されて、今回の刊行へと繋がったわけですが、そもそもの漫画を描き始めたきっかけは、どんなものでしたか? 

 ビーノ   本格的に描き始めたのは、高校卒業後からでした。当時私は、少女漫画を描いていたんです。漫画になっているんだか、なっていないんだかわかりませんが、独学で。中高生時代は授業中、ノートやテストの裏にラクガキ程度には描いてましたが、オタクだっていうふうに思われたくなくて(笑)。隠れてやってましたね。

───その後、「女子高生の無駄づかい」を描こうと思ったきっかけは?

 ビーノ   それ、今回用に家で考えてきたんですけど(笑)。以前、商業誌で少女漫画を描いていた時に、数回ほど読切を掲載したんですが、鳴かず飛ばずで…。

───どんな内容のものだったんですか?

 ビーノ   宇宙人に恋するとか、幼なじみものとかありましたけど…。(笑) あるとき恋愛ものを描いたら周りから「自分が経験してきたことなのか?」と言われて一気に描きたくなくなって…。(笑)

───漫画家あるあるですね (笑)。その後は、どうされたのですか?

 ビーノ   何を提出しても会議に通らない時期が続いたので、一度自分の好きなようにやってみようと思って描いたショートコメディが、今の「女子無駄」っぽいものでした。ただ、当時の担当編集さんから「コレが受けるかどうかは判断しかねる」と言われて。自分が面白いと思って描いたものがボツになり、そこで初めて自分がやりたいのは、少女漫画ではないんだ、と気づきました。「女子無駄」は自分の好きなこと、自分のツボを詰めに詰めた作品です。

───ビーノさんの中高生時代はどんなものだったんですか?

 ビーノ   帰宅部で、遊びほうけていました。当時は生活に裏表があり、友達とバカみたいに遊びほうける一面と、オタクであることを友達にばれないように、こそこそ一人でオタク趣味を楽しむ一面がありました。好きな漫画のジャンルは少年漫画と青年漫画でしたね。少女漫画は、描いてたわりにはそんなに読んでいませんでした。



───実際に、自分の経験してきたことを漫画に描くことはありますか。

 ビーノ   描いていた少女漫画に関しては全てフィクション、妄想ですね。「女子無駄」に関しては、自分の中の色々な部分が、各キャラクターに投影されているんじゃないかなと思います。…ロボ以外(笑)。
 

ロボ

本名は鷺宮しおり。感情を表にださない無機質系天才女子。バカ、ヲタとは小学校の同級生。


───作中で一番近いキャラクターは?

 ビーノ   多分、ヲタだと思いますね。
 

ヲタ

本名は菊池茜。漫画家志望のヲタク女子。どちらかというとツッコミ役。バカ、ロボとは小学校の同級生。


───そうだと思ってました(笑)ヲタを通して他のキャラを見ている気がします。ロボなど、自分の中にはいないファンタジーなキャラ(笑)は、どのように作っていますか?

 ビーノ   自分が可愛いと思えるか、面白いと思えるかが大事ですね。「女子無駄」に関しては「バカ」「ヲタ」「ロボ」等、個性を記号化しているので、そこから「このキャラはこんな考えを持っていて、こう行動すると面白いな」「このキャラと絡むと、こんな一面が見えるのかも」などと考えていきます。

───そんな中で、今作を投稿しはじめたきっかけは?

 ビーノ   昔はWEBに投稿するというのは、はっきり言って抵抗がありました。当時は、漫画は紙媒体に掲載されるもの、という意識があったので、誰でも無料で読めるWEB上に投稿するのはもったいないみたいな感覚が少しありました。一番のきっかけは、自分で作ったボカロ曲を宣伝するために漫画が使えるんじゃないかと思ったことです。漫画で読者をふやして曲を宣伝しようと投稿しました。今は、WEB漫画も主流になってきたので、投稿することに抵抗がなくなり、むしろダイレクトに反応が観られるので楽しいです。
 
<ボカロ曲参考URL>
「auLelia」
「auRelia」

───作曲もされていますが、もともと楽器はされていたんですか?

 ビーノ   音楽はまったくやっていなく、音符もまともに読めません。(キッパリ)少女漫画時代の後、全てをあきらめた時、興味を待ったことは、かたっぱしからやってやろうと思って。ギターは持っていたんですけど、ホコリがかぶってオブジェ状態。奮起して練習し始めたら、結構楽しくなってきて。自分でも曲を作ってみたいと思うようになりました。実際には、ふだん聞いているような曲の構成などを参考に、細かい部分はワセダのモデルとなった友人に協力してもらいながら作っています。
 

ワセダ

バカ、ヲタ、ロボたちの担任。自称女子大生派。公務員とは別に「ボカロP」として活動する裏の顔を持つ。

 

───作っている曲は、漫画の雰囲気とだいぶ違いますね。

 ビーノ   一言でいうと「音楽ではふざけられないというか…」(キリッ)。なんかカッコイイ感じで言ってしまいましたが (笑)。そこまで力量がないというのが、本当のところで。自分の得意なところで作っているので、今のような曲になっています。いずれ様々なパターンの曲を作ってみたいですね。

───「音楽」と「漫画」、今後どんなことを目指していきますか?

 ビーノ   やりたいことはメディアミックスです。「音楽」と「イラスト」や、「音楽」と「映像」の融合などが昔から大好きで。それって最強だと思いませんか?漫画をより楽しめるための要素のひとつとして曲をつくりあげたい。「音楽」も「漫画」もどっちも作用して、「音楽」にこの要素があるからこの「漫画」は面白い、と思ってもらいたい。その上で、漫画のキャラを活かした楽曲も考えています。今後、ヲタの活躍に注目して下さい!

───尊敬している漫画家、アーティストはいますか?

 ビーノ   漫画では、「あずまきよひこ先生」「増田こうすけ先生」「うすた京介先生」など。ギャグマンガが大好きです。音楽では、ボカロがずーっと好きだったので、「電ポルP」「DECO*27」「40mP」と…これくらいにしておこうかな(笑)。

───普段、仕事以外は何をして過ごしていますか?

 ビーノ   …寝てます! ほんとにずっと寝てます! …でもこれじゃおもしろくないですよね。(笑) 最近は●俗通いかってくらい、マッサージ屋(ちゃんとした)にいっているのですが、罪悪感が…。その時は気持ちいいんですけど、終わった後にお金だけなくなるという…。あ、これは使えないやつですかね(笑)。

───面白ければ使います(笑)。
さて、最後に、単行本を出すにあたって一番大変だったことは?

 ビーノ   最後? ちょっと考えていいですか…。振り返ると楽しかったなと。やっぱり単行本がでることってすごいことじゃないですか! 時間がなくてつらい作業も「あ、漫画家っぽい」と思って。校正作業や、加筆修正など。体力的には辛いんですけど精神的にはすごく楽しかったので。



───そういえば、唐突ですが、コミティアの出張編集部で弊誌に持ち込んでもらいましたが、なぜ「ComicWalker」だったのですか?

 ビーノ   一番空いてたからです…(笑)。すみません。あ、嘘です、第一志望です!(笑)。

───はい(笑)。そんなこんなで単行本も出ます。読んでくれているファンに一言お願いします。

 ビーノ   みなさんこういう時どう言われていますか? 少しでも印象を良くしたいので…(笑)。

───というコメントを頂きました(笑)。

 ビーノ   だめです! だめです! だめです! 

───ところで今回、単行本化にあたって、加筆修正、描き下ろし、非常にがんばっていただきましたね。

 ビーノ   そう、今まで連載時に読んでたものとは、別の楽しみが単行本にはあると思うんで…。それいいですね!「別の楽しみがあるよ!」的なこといいたいです。

──では、私が代わりに。現在、発売中の「女子高生の無駄づかい」第①巻、ビーノさんが命を削った描き下ろしエピソードも盛りだくさんでお贈りいたします。雑誌の連載ともども、応援お願い致します!

 ビーノ   よろしくお願いします!
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