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【土田晃之コラム】ある意味ガンダム以上のファンタジー『ラブライブ!』第2期の巻



【第49回】「ラブライブ!
」第2期の巻
前回、このコラムで見た「ラブライブ!」の第1期。もし、個人的にキツい感じの作品だったら続きを見ず、別の作品についてあれこれ語ろうかなと思ったのですが、テンポがよくて13話をスッと見ることができました。なので今回は続きを見てみようかと。

今回見て、上手いなと思ったのは大会の見せ方。前回も書きましたが、スクールアイドルというものを発明して、アニメやマンガで王道の甲子園もののアイドル版を描いたこの作品。甲子園ものだと、試合の内容を事細かに描くのが鉄板ですが「ラブライブ!」ではμ’sのメンバーが歌うシーンがメイン。彼女たちの最大のライバルであるA-RISEの歌ところが少しあるけど、他のスクールアイドルたちが歌う場面は出てこない。しかも歌うシーンを見せるだけで、審査結果の発表などの場面は一切なく、しばらく見進めていくと「あ、勝ち上がったんだ」みたいな感じで結果がわかる。大会前の、目標に向かってみんなが頑張る姿がメインで、大会の描写はほとんどないという見せ方はいいなと思いましたね。あだち充先生の「タッチ」で甲子園出場を決めたシーンの後、全国大会の優勝プレートが映し出されるみたいな。いい演出ですよね。

ただ、やっぱり気になったのはμ’sのメンバー全員の人の良さ。あそこだけは個人的にはどうも違和感がありまして。前回も「女性だけのしかも9人もいる集団で全員がいい人なんてありえない。サンライズで製作されたアニメの中では、ある意味ガンダム以上のファンタジーだ」と書きましたが、その気持ちはやっぱり変わらず……。「ケロロ軍曹」の方がまだリアルに感じてしまいます。

日本で好まれる物語のタイプというのが、ヘリコプターに乗った刑事がショットガンで犯人を撃つような、非現実的なファンタジー要素のあるストーリーから、人間の暗い部分を描くリアル展開がメインとなりました。同じように、アニメもリアルな要素を多分に含んだものが増えている感じがします。だからこそ、この作品のような夢のようなストーリーが多くの人の支持を得たのかもしれないですね。ドラマの世界でも、韓国ドラマで見かける夢のある展開に引き込まれる人がたくさんいますからね。


9人の性格の良さもそうですが、ネットを使って予備審査をする大会のスタイルであれば、SNSでアンチμ’sの面々が彼女たちをボロクソにいうのがリアルな世の中ですからね……。
そんな中で一番リアルというか、人間らしいなと思ったのは矢澤にこさんでしたね。妹や弟たちに他のメンバーをバックダンサーだと教えたり、自分がセンターでバリバリやっていることを吹聴するあのシーンは、いい人だらけのこのアニメの世界で唯一、人間らしさを感じる場面でした。

3年生が卒業してひと段落したので「ラブライブ!」シリーズを見るのは一旦終了。次回は「のだめカンタービレ」をみてみようと思います。

 
『ラブライブ! 9th Anniversary Blu-ray BOX Standard Edition』(期間限定生産)
 
 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・家電など多方面に興味あり。
 

















































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