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【第5回】交響詩篇エウレカセブンの巻④

交響詩篇エウレカセブンの巻④
 テレビ版、映画版と見てきました「交響詩篇エウレカセブン」、今回は、少年エースで連載していました、マンガ版を読んでみました。

 この連載で、TVシリーズの「交響詩篇エウレカセブン」を第1話から最終話まで、ガッツリ見た後にマンガを読んだので、最初は、登場人物も世界観も同じなのに、ストーリーが違うという流れに違和感を覚えました。
 ですが、3巻ぐらいまで読み進めると、マンガ版の世界に慣れて来て、絵もカット割りもスゴくいいから、物語の世界にどんどん引き込まれて、最後まで楽しむことができました。最初は引っかかっていた、アニメとは違うストーリー展開というものが、読み終わった後は「コミック全6巻というサイズにまとめるなら、アニメの物語をはしょるという描き方ではなく、こちらの方が面白いな」と。アニメとは変わらない世界で、アニメとは異なる謎があって、アニメとは別パターンの終わり方をする。このマンガ版の物語をアニメ化してもいいのでは?と思うほど、いいお話でしたね。

 コミックを読み始めたときは、読んでいてちょっと疲れたり、アニメと同じ物語展開だったので、エウレカに表情があることが気になったりしました。それが、途中から絵がスッキリして来た。恋愛、男の友情、戦争、世界滅亡、星の謎という大きな話を平面の絵とセリフの文字だけでしっかり表現している。しかも6巻という、一気に読むにはちょうどいいボリューム。素晴らしいまとめ方です。

 中でも、特に印象的だったのは、ドミニクのかっこよさ。軍人としてのわだかまりが吹っ切れて、アネモネのために行動する姿は、アニメよりカッコいいです。それと、エグいシーンをアニメ以上にエグく表現しているのもよかった。さすがに、朝7時からのアニメ枠では、ホランドの腕が切られるみたいな表現は厳しかったのですかね。コミックはそのあたりをしっかり描いていました。5巻にあったドミニクの背中が焼けているところもいいですね。
 少しだけ気になったのは、ちょっとまえに触れた、エウレカの表情の件。読み進めて行くうちに、その意図はわかりましたが、もうちょっと感情をなくした表情でもいいのかなと。あと6巻の表紙のエウレカももっと無表情でいいかなと。
 細かいところで、気になるところはありましたが、読んでいると、頭の中で自然とアニメで流れて来る、本当に面白いマンガでした。

 次回は、2016年に大ヒットした映画「君の名は。」を見て、あれこれ語ります!


わが身一つだけで、アネモネを救いに行くドミニク。軍という組織を離れ自らの意志の元に動くかっこいい男。

実の兄と対決することになるホランド。2人の運命はなぜ違う道へと進んでしまったのだろう。
 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・家電など多方面に興味あり。
 





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