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【第9回】僕だけがいない街の巻②


僕だけがいない街の巻②

 前回からの続きということで、今回はアニメ「僕だけがいない街」の後半、7話から最終話までをみました。
 犯人が誰なのかについてなど、ネタバレ要素が入った内容になりますので、作品をまだ見たことのない方は、一度、アニメをラストまで見てからご覧ください。
 

 前回のコラムで「真犯人は過去に戻った時に登場した数少ない大人の中の1人で、殺されたお母さんと、刑務所に入っていてお母さんを殺すことがユウキさん以外の人物と考えているのですが……」と書かせていただきました。自分の中では、このような推測から、残っている大人は担任の八代先生ぐらいだったので、「この先生、悟に親身になっていて怪しいなぁ……」と思いながら、7話以降の展開を見ていました。

 1回目のリバイバルで加代を救うことに失敗。現代に戻ってきて、かくまってもらっていた愛梨の家が放火され、警察に逮捕されて大ピンチ。というところから始まった7話以降のストーリーは、十分に楽しめる展開でした。
 小学5年生のときに起こった連続殺人事件が、悟の行動によって解決するものの、真犯人によって湖に沈められて、長い間意識不明になる。15年後に意識を取り戻して、大人になった当時のクラスメートたちの協力もあって、真犯人を追い詰める。物語の流れも、変に引っ張らない感じも、すごく良かったと思います。

 そんなわけで、評価としては「面白かった!」という「僕だけがいない街」ですが、あえてケチをつけるとしたら、うまくまとまりすぎているところでしょうか。

 前半で、真犯人が八代先生であるところは、なんとなく感じていて「どんなどんでん返しがあるのかな?」と思っていたら、そのまま先生が犯人でしたし、15年後、成長した仲間たちが、成功しすぎかなと。普通の小学校を出た賢也が弁護士で、広美が医者になるって展開がすごすぎるし、加代が広美と結婚する展開も、ずいぶんと近いところで結婚したものだなと思ってしまいました。

 ですが先ほど書いた通り、「あえて」ケチをつけるとしたら、引っかかるところが、この程度のもので、物語全体はもちろん、先生の車には飴があるけど、レンタカーなので飴がない、といった見せ方など、細かい部分でも惹きつけられるシーンはたくさんありました。

 前半の展開が、あまりに良すぎて、後半に対する期待が高まりすぎたため、ハードルがあがってしまいましたが、全体としては、全12話で一気に見やすいサイズですし、見どころも多くて「また見返してもいいな」と思う、いい作品だったと思います。

 次回は「僕だけがいない街」のコミック版を一気に読んでみようと思います。


 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・家電など多方面に興味あり。

「僕だけがいない街」
Blu-ray&DVD発売中
【上巻】
【下巻】
 









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