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いか文庫のマンガ通への道  第12回



~いか文庫の2人[店主]と[バイトちゃん]による、おすすめマンガの往復書簡~
 
いか文庫のマンガ通への道 第12回
『レモンズ-ぼくら海辺の本屋さん-』

店主!今月は「本屋」がテーマの作品を紹介しますね。
『レモンズ-ぼくら海辺の本屋さん-』という、連載がスタートしたばかりの漫画です。
 
子供のころから、「叔父さんの本屋を継ぐ!」と夢見ていた主人公が、いざ本屋を継ごうと地元に帰ると、いつの間にか廃業していて…。でも、なんとか復活させようと、友人も巻き込んで動きだしていく物語です。
 
この本屋さんは、駅前商店街の中にある「町の本屋」で、ちかくには海もあり(?)、立地条件も最高なんですよ!まだお店はダンボールだらけでオープンできる状況ではないのですが、主人公が頭に描いている本屋が、とっても理想的で。「どんな本が並ぶのかなぁ?」とわくわくしながら開店を待ち望む、近所の住民のような気持ちで読んでしまいました。
 
ところで、店主は町の本屋の思い出ってありますか?
私は小学生の頃、月に一回、漫画雑誌を買いに行く本屋があったのですが、そこの店主が一癖あって。普段は漫画雑誌を買っていたけど、ある時ファッション誌のコーナーに足を踏み入れて雑誌を手に取ったんです。そしたら、「君が読むのはそれじゃない!こっち!」って怒られて、児童書のコーナーに誘導されたんです。私は「自分が読みたいものを読んじゃダメなの?」ってショックを受け、それ以降はその本屋に行かなくなったんですよ。あとから友達にその話をしたら、友達もまったく同じ経験をしたらしく…。嬉しい思い出ではないのですが、ずっと心に残っているんですよね。もう閉店してしまったけど、なんでそんなことをしていたのか知りたいなぁと今となっては思います。
 
今回、スタートしたばかりの漫画を店主にオススメした理由は、一緒に『レモンズ-ぼくら海辺の本屋さん-』の本屋の開店を楽しみに待てたらなぁ…と思ったのと、店主の地元の「町の本屋さん」の思い出話などを聞いてみたいなぁと思ったからです。
  
ぜひ読んでみてください!
読みました!
あっという間に、「私もこの3人の仲間になりたい!」って思った!
自分の本屋さんを作ることって私には現実的な夢じゃないんだけど、でも、どんな本屋さんなら、自分もお客さんも楽しい場所になるかなぁ…ってことはよく想像するんだよね。それを、この男子3人組の夢に合わせて、じっくり考えてみたくなったよ。
 
私の地元の「町の本屋さん」の思い出といえば、なんだろうなぁ…。
生まれて初めて取り寄せてもらった本が、俳優・緒形直人の写真集だったこととか、塾の帰り、お迎えを待つためにいつも寄っていた本屋さんとか…色々思い出はあるんだけど。やっぱり私は、自分の運命を変えた本屋さんの存在が大きくて、それは地元じゃなくて、高校から大学時代を過ごした仙台にあった、「ヴィレッジヴァンガード」なんだよね。
デパートのおもちゃ売り場の一角にあったそのお店の外には、ポスターやフライヤーがベタベタ貼られていて、ショウウィンドウにはフィギュアが並び、かなりアウェイなオーラを放ってたんだけど(笑)。店内の本棚には見たことのない写真集や画集、漫画や小説が所狭しと並べられていて、出会ったことのない世界が繰り広げられているあの空間に、興奮が止まらなかったんだ。
あそこで出会ったものたち、特に本との出会いが、今の私を作る要素の一つになっているのは間違い無いです。
 
この『レモンズ』の中で、まだオープンしていないお店の前をたまたま通りかかった女性が、探していた本を見つけ出してもらうシーンがあるじゃない?女性が、それはそれは素敵な笑顔になるところ。ああいう本との出会いを経験したら、その本屋さんは一生忘れないんだろうなって思ったよ。そして私も、そんな出会いをつくれる本屋さんでありたいなぁと思いました。
 
オープンまではまだまだの『レモンズ』だけど、きっと素敵な本屋さんになるよね!一緒にその奮闘ぶりを見守りましょうー!
叔父さんの本屋さんで働くことを夢見ていたのだが…。

はたして3人は素敵な海辺の本屋さんを再開できるのか???

いか文庫 Profile
お店も商店も持たない「エア本屋」。本屋さんと組んでフェアを展開するなど、本に関わる分野で活動する【店主】と【バイトちゃん】2人組。このコラムは、2人の薦め合いで構成。












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