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いか文庫のマンガ通への道  第13回



~いか文庫の2人[店主]と[バイトちゃん]による、おすすめマンガの往復書簡~
 
いか文庫のマンガ通への道 第13回
『時をかける少女-TOKIKAKE-』

突然ですが、バイトちゃん。
「タイムトラベル」と「タイムスリップ」と「タイムリープ」の違い、知ってる?
実は私、知らなかったから調べてみたんだけど……
「タイムトラベル」と「タイムスリップ」は、機械やシステム、もしくは偶発的な事故で時間を移動することで、「タイムリープ」は自分の超能力を使って時間を移動することらしいんだ。だから、「タイムリープ」は、他の2つとは違って、移動した先に自分は1人しかいない状態らしいよ。なるほどな〜だよね。
 
 今日は、そんな「タイムリープ」の物語で、かつ、夏の終わりに読むのにぴったりの漫画を紹介するね。『時をかける少女』。そのアニメ版のマンガ化作品です。
 
 主人公の女子高生「真琴」が突然、タイムリープの能力を手に入れることから物語は始まります。真琴はいつも、仲のいい男子2人とつるんでるくらい単純明快な女の子だから、その能力もラッキー!とすぐに受け入れて、自分の都合のいいように自由気ままに使いまくるんだよね。でも、タイムリープを繰り返して行けば行くほど、ちょっとずつズレも生じて行って……つづきは読んでみてからのお楽しみです。
 
 ところで話は変わりますが。私ってネガティブだし、すぐ後悔する性格じゃない?でも「あの頃に戻れたらなぁ……」ってはあんまり思わないんだよね。もしタイムリープの能力を授かったとしても、真琴みたいに気楽にホイホイ使えるようになるとも、あんまり想像できない……なんでなんだろ?私と真逆で超前向きなバイトちゃんはどうなのかしら?戻りたい!って思うこと、ある?その辺、ちょっと聞かせてほしいです。
 
 あ、あとこの物語、アニメ版もオススメだからまだ見てなかったら見てほしい!私はこの後、まだ読んだことがない小説版を読む予定だよ。小説版はこの漫画に出てくる「魔女おばさん」が主人公なんだって。また違う感想が出てくるかもしれないし、あ、じゃあ、もしお互いコンプリート出来たら、いか文庫で読書会もやってみない?
お手紙ありがとうございます! 
今回おすすめしてもらった『時をかける少女』は、私が19歳の大学一年生の頃に映画が公開されたのですが、これを見た私はタイムリープものにハマって…。1983年に監督 大林宣彦、主演 原田知世で映画化された『時をかける少女』も見て、ロケ地の広島県尾道市を巡ったりもしたんですよ。まさかコミックがあるとは知りませんでした。
 
この『時をかける少女』のコミック版を読んで、私自身の変化にびっくり。学生の頃とは、作品の捉え方が変わっていました。大学生の頃、映画でこの作品に触れたときは「時間を巻き戻せるって面白い!」とタイムリープへの興味関心が強かったのが、今は「大人になるって切ないことなんだなぁ」とストーリーそのものにしんみりする自分がいました。学生向けの作品だと思っていたけど、大人になればなるほどこの作品は心に響くんだろうなぁ。これから先も、何度も読み返したくなる、映画を見たくなる作品だなぁとあらためて思いました。
 
ところで、質問された「タイムリープしたいか問題」ですが…できるなら、したいです!人生の大事な選択のシーンに戻りたいとは思わないのですが、ご飯屋さんで「このお店、看板は良いけど、そんなに美味しくないから別の店に入ろう」とか「このメニューより、別のメニューの方がおいしい」とか、過去の自分に戻れるなら、そういう日常の些細な選択シーンに戻りたいです。小さな後悔をしたくないから!こんなちっぽけな理由でタイムリープ願望を持っている私には、絶対その権利はまわってこなそうですね(笑)
 
読書会の提案、いいですね。原作好きも、コミック好きも、映画好きも、いろんな角度からこの「時をかける少女」の話ができたらいいなぁ。妄想が膨らみますね!やりましょう!
 
 
<店主から再びのお返事>
なんと!私よりも何倍もこの作品にハマってたんだね!バイトちゃんからのお返事を読んで、そうか、私はなんだかんだ大人になってしまったから、タイムリープしたいと思わないのかもなって納得しました。だけどこの『時かけ』についてはまだまだ知りたいことがたくさんあるから、映画の話とか、尾道の話とか、いろいろ聞きたいです。あ、じゃあ読書会は、バイトちゃん司会で進めましょう!
おばさんから「タイムリープ」したのだと言われる真琴だが…。

真琴は、自身のタームリープ能力を存分に楽しむ。

いか文庫 Profile
お店も商店も持たない「エア本屋」。本屋さんと組んでフェアを展開するなど、本に関わる分野で活動する【店主】と【バイトちゃん】2人組。このコラムは、2人の薦め合いで構成。













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