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【第15回】「ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー」の巻


「ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー」の巻
 今回は、現在公開中の映画「ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー」を観ました。
 この映画は、サブタイトル「ーカニとタマゴと透明人間ー」の通り、カニが登場する「カニーニとカニーノ」、タマゴがキーワードの「サムライエッグ」、透明人間が主人公の「透明人間」の3つの短編作品からなる作品なので、まずは1つ1つについて。
 
 最初の「カニーニとカニーノ」は、メルヘンチックな作品で、物語の展開も超王道。親が子供のピンチを救ったけど、いなくなってしまって、子供達が冒険して親を見つけ出して、ラストで旅立つという。そのストーリーの進め方については、言葉を挟む余地もなく、よくまとまっているなーと思いました。特に、水辺の表現をはじめ、絵がとてもキレイだったので、今後のスタジオポノックの作品にも生かされそうですね。ただ、物語の途中で、リアルなカニが出てくるのはどうなんでしょうか?
 あの本物のカニの存在が気になって「じゃあ、カニーニとカニーノは何者?」と言う思いが頭のなかにずーっと引っかかったまま、物語を観てしまいました。
 
 「サムライエッグ」は、お父さんやお母さんが見るといいかな、という作品でした。アレルギーというものが、どんなものかを知るのに、いい作品だと思います。身の回りにそういう子がいたら、気をつけようという気になりますね。
 現実の世界で起こりうる問題を描いているので、物語の中に入りやすいし、短編映画というサイズで描くのにちょうどいいバランスだったと思います。
 
 最後の「透明人間」は、存在感の薄い人を透明人間という比喩で使っているのかな、と思ったら、重たいものを持っていないと浮いてしまう設定が登場。なんなんだろうと思っている間に、木村カエラさんが歌うテーマ曲が流れてきて、映画が終わってしまいました。
 
 短編作品集ということで、いろんなことにチャレンジしているのがよかったですね。絵の表現力を「カニーニ」でチャレンジして、物語のテーマを「サムライエッグ」でチャレンジ。「透明人間」は、新しい人材を発掘することにチャレンジしたのではないかと。「スタジオポノック」という新しい会社なので、いろんなことを試してみるのはすごくいいことだと思いました。
 
 個人的な希望としては、次回短編映画をチャレンジする際は、もっと長いバージョンも見たくなるような作品を製作して欲しいかなと。あと、木村カエラさんの主題歌、頭の中にずーっと残るいい曲でしたね。
 
 次回は「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 誕生 赤い彗星」について、あれこれ語ります。

ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー
公式サイト:
http://www.ponoc.jp/eiyu/

 
(c)2018 STUDIO PONOC
ポノックのえほん
「カニーニとカニーノ」
ポノックのえほん
「サムライエッグ」
ポノックのえほん
「透明人間」
 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・家電など多方面に興味あり。
 















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