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【第6回】やさしい雨 松崎克俊 コラム『隅でいいです。構わないでくださいよ。』



『隅でいいです。構わないでくださいよ。』というマンガがあるという。
タイトルだけ聞いたところ、学校のクラスや会社なんかで人と接するのが苦手な、いわゆる「ぼっち」の話なのかなぁ、と思う。
表紙を見てみると、何だか和風の感じ。それだけでなく、昔っぽい雰囲気。あ、歴史ものかな?
そして絵柄は男性向けというよりは女性向けっぽい。そして可愛い(重要)。格好いい(重要)。
そして表紙をめくる。内容は、時代物の乙女ゲームの世界に転生した女性のお話でした。
はぁ~~~なるほど~~~!!!
和風の感じで女性向けっぽい雰囲気、そして密かに乙女ゲーム好きな自分の好みにもバッチリ!!合点がいきました!!
 
そんなこのマンガ、乙女ゲームの主人公に転生するわけではなく、主人公のライバルキャラに転生するんですね。つまり、主人公がハッピーエンドを迎えるために不幸にならざるを得ないキャラ。前世の記憶がうっすらとしかないままそのライバルキャラになってしまった野菊の運命は!?
って感じなんですけど、こういう内容のマンガ(小説)は今いくつかあって、特に珍しいわけでもないんですね。
じゃあこのマンガの魅力って何なのかって考えると、個人的には
■女の子なのに男性として育てられる
っていう野菊の設定かなって思います。
 
隅でいいです。構わないでくださいよ。
 
他のマンガ・アニメなんかでも男装の麗人的なキャラクター(個人的に大好きな属性の一つ!)はよく出てくるんですが、そういうキャラが小さい頃からどうやって育てられたのかってのを見る事ができるのは意外と無かったし、そんな子が事情を知ってる皆からは割りと女の子として扱われてるのがめちゃくちゃ良いっすね!
むしろ、本人としては男として生きる事を受け入れてる(ように見える)のに「あれ?野菊って乙女ゲームの主人公じゃないよね?むしろ悪役のライバルキャラだよね?」ってぐらい周りの男性が意識しちゃってて、これはもうモテモテと言っても過言ではないぐらい!
 
ただ、不穏な動きが無い事も無くてですね。
2巻の時点で、本来の乙女ゲームの主人公である愛理が野菊と対面しておらず、野菊の前世の記憶が断片的に戻る瞬間があったり、そして何よりタイトル!
タイトルの意味がね、未だに分かりきってないんですよ。
これだけ皆から愛されてる野菊がこれから隅っこに追いやられるのか、それともこれは別のキャラの気持ちを言っているのか。気になるところではありますが、しばらくは野菊を振り回し、振り回される周りの男性キャラと共に、過酷ながらもかけがえの無い瞬間を見守っていけたらなぁ、と思います!
 
   松崎ココが好きっ!


野菊とおやじ様の出会い。すべてはここから始まった


仲良し4人組。かわいい。


一緒の部屋に布団並べて夢を語るシーンっていいよね!叶うといいねぇ…!


女物の着物を着させられた野菊。慣れてない感じの照れ顔がサイコー!
松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/お笑いコンビ・やさしい雨として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。

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