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【第7回】やさしい雨 松崎克俊 コラム『魔法使いの印刷所』


コミックマーケット、通称「コミケ」。それは、世界最大の同人誌即売会。
今年の夏に開催されたC94(「コミックマーケット94」の略称)の来場者は、3日間のべ53万人。アニメ・マンガ・ゲームが好きかどうかに関わらず、ニュース等で一度は「コミケ」「コミケット」という単語を聞いた事があるかと思います。
自分も毎回一般参加(たまにサークル参加する知り合いの手伝いで参加)しているのですが、「コミケの魅力って何ですか?」「貴方にとって、コミケとは」みたいな質問をされる事がよくあります。これがめっちゃ困るんですよね~
イヤ、別にそういう質問をしてくるなってワケじゃなくて!言葉に出来ない魅力を感じてしまってるが故にどう言ったもんかと悩んでしまったり、多分毎回違う事言っちゃったりしてると思います。過去のインタビューとか探したらそんなんいっぱい出てきそう。
 
『魔法使いの印刷所』は、まさにそんな自分が言葉にできなかった魅力をマンガで表現してくれています!感謝…!
 
主人公のミカはコミケ帰りに異世界に転生してしまった普通の女の子。元の世界に戻る魔法を探すため、魔導書の即売会「マジックマーケット」(通称「マジケ」)を開催する!というのが大まかなストーリーなんですが、これが想像以上にコミケしてまして!「コミケしてる」って単語があるのかどうかは分からないですけど!
 
■徹夜組
■開幕ダッシュ
■導線の崩壊

など実際にある問題への対策・反省をしてる辺り、良い部分だけじゃなくそういうところも描くんだ!って思いましたし、
 
■カタログ
■サークルの配置
■最後尾・列途中札
■印刷料金の割増し
■コスプレ

など実際にコミケでは当たり前にあるものが、最初からあるわけではなくて問題に直面したり必要に応じてできていくのがなんだかとてもリアルでした。
開幕の拍手のシーンなんて、それだけで目が潤んじゃいましたもん。ミカと同じ状態。
 
魔法使いの印刷所
 
こういう現実にある部分を踏襲しつつ、もちろんそれは大事なんですが、それだけではない「コミケの空気感」が凄く伝わってくるんですよ。
他のマンガでも登場人物がコミケに行くシーンっていうのは結構あるんですが、それはあくまでそのキャラクターがメイン。でもこのマンガでは、ミカが主人公ではあるもののメインはコミケ(マジケ)自体、つまりそこに参加する人ひとりひとりが主役、って感じがするんです。人混みの中、猛暑の中、極寒の中、それでも参加したくなるコミケの空気感そのものを描いた、他にはなかなか無いマンガだと思います!
 
もし「コミケの魅力って何ですか?」という質問をされたら。このマンガを読んだ今なら、こう答えます。「皆の『好き』が集う場所」。明日には変わってるかもしれませんけど…。
 
   松崎ココが好きっ!


クレアのミカへアプローチするシーン、もっとあってもいいのよ…!


拍手。泣いちゃう。


多分後ろに並んでる人は手をあげてます


ミカが経営する印刷所職員・キリコさん。よく巻き込まれちゃうの最高。
松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/お笑いコンビ・やさしい雨として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。

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