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【第20回】「ヒナまつり」の巻①


「ヒナまつりの巻①
 前回の「宇宙よりも遠い場所」がいい作品だったので、最近の作品を見てみようということになり、今回は2018年に放送されたアニメの中から「ヒナまつり」を鑑賞しました。

 オープニングは、今後の展開を期待させるような、始まり方。さて3年前になにが起こったのかと、本編を見ていくと……うーん、個人的には、良かったなーと思えたところと惜しい感じのするシーンとか混在している作品でしたね。

 超能力を持つヒナ、ケンカの腕前はないけどのし上がっていくヤクザの新田、少女と同じく超能力を持つアンズ、ヒナのクラスメイトでなぜかバーテンダーになる瞳などなど、登場人物は個性があって魅力的。飛び抜けたキャラクターたちによるドタバタを描くという方向がすごくいいと思いました。ただ、一方では、もうひと要素追加して、わかりやすくしてほしかったなと思う部分もありました。

 「ケロロ軍曹」も、変なキャラクターがたくさん登場しますが、「ペコポン(地球)を征服する」という目標があったりするじゃないですか。そういった、物語の大筋が見えてくると、僕自身もっとグッと入り込めた気がします。ヒナが変なカプセルに入れられて飛ばされた理由がフワッとしたままだと、最近のアニメを見慣れていない自分としては、しっくりこないんですよね。ダメダメだったヤクザの新田が、ヒナの超能力を利用して、のし上がっていくストーリーみたいな筋が入っていたら、個人的にはもっとよかったのではないかと思います。

 でも、この作品のように、淡々と進むというか、変に大きな目標とか目的などを掲げない作品が好きなアニメファンの方々もたくさんいますよね。そういう人たちにはすごく魅力的な作品なんじゃないですかね。
 
 さて今回は、物語の前半、第1話から第6話までを見て、あれこれ語るということで、僕自身は「惜しいな」と思ってしまう部分もありましたが、昔、ガンダム作品を語る連載をやっていて「機動戦士ガンダムSEED」の前半を見たとき、「ファーストのパクリじゃねぇか! 砂漠のところとか!!」なんて語っておきながら、後半でストーリーに引き込まれて、見終わったあとには「ガンダムシリーズの中で最高傑作」みたいなことを言っていたこともあります。
 なので、「ヒナまつり」後半には、「ヒナが新田の元にやってきたのにはすごい理由があった!」みたいなことが隠されていて、「おおおおおーーー!!!」となってしまうかもしれないですね。そんな期待をしつつ、続きを見てみようと思います。

 ということで、次回は「ヒナまつり」の後半7話~12話です。

ヒナまつり
公式サイト:
http://hina-matsuri.net/

「ヒナまつり」1
Blu-ray
「ヒナまつり」2
Blu-ray
「ヒナまつり」3
Blu-ray
 
 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・家電など多方面に興味あり。
 




















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