KADOKAWAの無料漫画(マンガ)総合サイト

ニュース・お知らせ

いか文庫のマンガ通への道  第22回



~いか文庫のメンバー4人による、おすすめマンガの往復書簡~
 
いか文庫のマンガ通への道 第22回
群馬県ブラジル町に住んでみた ラテンな友だちづくり奮闘記

店主へ

シンチャオ、店主!
私は今ベトナムに住んでいるので、異国の文化に触れられるような作品を紹介しますね。今回オススメするのは「群馬県ブラジル町に住んでみた ラテンな友だちづくり奮闘記」です!この漫画の主人公は、著者自身。著者は海外旅行も、国際交流もほとんどしたことがなかったけれど、あることをきっかけに「人生何があるかわからないから、海外へ行こう!」と決意するんです。でも、海外旅行をするにはお金がたくさん必要なわけで…。金銭問題から海外行きを諦め、日本国内にある外国籍の人が多く住む地域(外国人街)へ行くこと、住むことを決意するんです。選んだのは「日本のブラジル」と言われる群馬県大泉町、人口の約1割がブラジル・ペルー出身者という町。

そこでタイトルのとおり「ラテンな友達作り」に挑戦していくわけなんですけど…どんな所に足を踏み入れ、どんなアプローチをするか?は読んでみてのお楽しみ!この漫画を読んで「こういう町が日本に存在していたんだ!」って興味を持ってネットで調べてみたんです。そしたら、日本国内には群馬県大泉町みたいにブラジル人が多く住む「ブラジリアンタウン」なる町がいろんな都道府県にあることがわかりました。そんなことにも驚いたのでした!

そうそう、この漫画と私の間には、共通点があるんです!実は私、ベトナムの首都ハノイの外国人街に住んでいるんです。私の住むアパートは日本人や欧米人が多く住んでいて、おそらくベトナム人は誰もいません。近所の飲食店もピザ屋やハンバーガー屋、ステーキ屋、日本料理屋が多いです。ベトナム語が喋れなくても、英語でなんとか生活していけるような街です。もし仮に、私が住んでいるアパートにベトナム人が引越してきたとしたら、「どんな事情があってここに来たんだろう?」って不思議に感じるだろうし、その人が英語や日本語を話せないなら、自分から歩み寄ろうとしないと思うんですよね。なので、ブラジル人から見た著者もそんな感じだったのかな?って、ブラジル人側の目線で読んでいました(笑)。

店主は“友達が多くて、初対面でもすぐに仲良くなれる人”っていう印象が私の中であります。もし店主がこの街に飛び込んだら、どんな風に友達作りをしてみるのかな?と興味がわきました。よかったら店主のアイディアを教えてください!
ヘンガップライ!
バイトちゃんへ

今回も漫画のおすすめ、ありがとう!
最初は、英語もポルトガル語も喋れないのに、どうやって「ラテンな友だち」を作るんだろう…って、全然見当もつかなかったんだけど、地元のバーでカラオケで一緒に盛り上がるとか、みんなでサンバを踊って一体感を味わうとか、なるほど!って思うアイデアを面白がりながら読んだよ。


というか著者の中川さん、もともとあまり人と接することが得意じゃないんだね。まずそのハードル高くない?って、余計なお世話だけど、ちょっと心配にもなりました。でも、バイトちゃんが私のことを、「“友達が多くて、初対面でもすぐに仲良くなれる人”っていう印象がある」って書いてくれていたじゃない? 実のところ私、どちらかというと中川さん寄り。結構人見知りもするし、自分から声をかけるよりも、向こうから話しかけてもらった方が助かる!って思うタイプです(笑)。だから、「中川さん、わかる、わかるよ…」ってシーンもたくさんありました。

あと、「仲良くなりたいから、ブラジル人と一緒に仕事をする」のが困難だってわかるシーン、私まで「ガーン!」ってなったんだけど、バイトちゃんが、ブラジル人の目線で読んだって書いてたじゃない?それを思い出して、そうだよなぁって、重く受け止めました。日本人から見たら、日本に住んでいる外国人はたしかに気になるけれど、外国人からしたら、ただ、異国の地でがんばって働いて、自分たちが暮らしやすいような環境を作って生活しているだけなのに、なんのためにそんなに知りたいんだろう?近づきたいんだろう?って思うだろうなって。その後中川さんもそれに気がついて、ブラジル人の立場や気持ちに寄り添えるようになったのは良かったなぁって思ったよ。

あ、そういえば。つい最近、ゴールデンウィークにベトナム旅行に行ったって人に会ったんだけど、ベトナム人って英語が喋れる人が多いらしいね。それを聞いて、自分もやっぱり、英語くらいは喋れるようにならねばって思いました。「店主の友達の作り方アイデアを教えて欲しい」って、バイトちゃんは書いてくれていたけど、単純に言葉を学ぶことが一番の近道なのかなって。もちろん、心で通いあう体験もしたことがないわけじゃないけど、より気持ちを伝えるなら、ね。バイトちゃんもベトナム語の勉強をしてるわけだし、
ベトナム出張に行くためにも、英会話教室に入り直す!
きっかけをくれたバイトちゃん、そして中川さん、ありがとうー!!



興味があっても、いざ実行にうつす著者さんはすごい。

そこはもう群馬じゃなく、GUNMA!
いか文庫 Profile
お店も商店も持たない「エア本屋」。本屋さんと組んでフェアを展開するなど、本に関わる分野で活動する【店主】と【バイトちゃん】2人組。今年からサブスタッフ【バイトもりもり】【バイトぱん】も加わって、本をお薦めするお手紙を、4人でやり取りしていきます。






















このページをシェアする

関連作品