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【第41回】やさしい雨 松崎克俊 コラム『珈琲のまずい極道喫茶店』



またしても、印象に残ってしまうタイトルのマンガが登場です。
その名も、『珈琲のまずい極道喫茶店』!
珈琲のまずい喫茶店、ならまだ分かります。「おっ、何だろうな?」とタイトルからいろんな想像が膨らみます。
ですが、ここに「極道」の二文字が入ると急にパニック!えっ?そんな熟語あんの!?自分が知らないだけで、辞書調べたら載ってんの??と、想像のつかない未知の世界に繋がります。
しばらくして冷静になると、まぁ極道の人が喫茶店をやってて、そのお店のお話なんだろうなぁ、という事が分かります(最初から分かれよ)。
表紙を見ると、インテリヤクザっぽい男性が描かれています。
なるほど。一見極道の人間と思われるような人が喫茶店で働いてて、そこで巻き起こる極道の人間と勘違いされたりのドタバタコメディって感じかな?
と、タイトルと表紙を見た瞬間にこういう感じの事が頭の中をかけめぐります。これが物心ついた時からマンガを読んできた男の実力です(得意げ)!
 
『珈琲のまずい極道喫茶店』

実際の内容はというと、大学生の男の子・真くんが行きつけにしていた喫茶店のマスター(白髪?のおじさん)がある日突然一見極道の人間と思われるような人に代わってて、その代理のマスターがまずい珈琲しか淹れる事ができずに仕方なく真くんがいろいろ教える事になり…というコメディ。
ほらね!自分が思ったとおり!
そもそもこの喫茶店は叔父貴と呼ばれている元々のマスター・黒島さんが趣味で経営しており、その叔父貴の入院中に喫茶店を任された若頭と呼ばれている宗十朗さんが「叔父貴から任された喫茶店すら回せない俺が…」と、他の組とのドンパチよりも珈琲を淹れる練習に力を注ぎ…
って、えっ?もしかして、本当に極道の方!?極道「風」じゃなくて!?
これはやられましたね!少し前に「これが物心ついた時からマンガを読んできた男の実力です」とか言ってた自分は忘れてください!

でもこの代理のマスター・宗十朗さんが愛想も悪く不器用なんだけどまっすぐな性格で、真くんの事を師匠と呼び珈琲の事を勉強してる姿に、愛さずにはいられない可愛らしさを感じます(ただし、見た目はインテリヤクザ)!
だからこそ周りの登場人物も宗十朗さんをほっとけないし、読者である自分もついつい見守っちゃうんですよね。
他にも、喫茶店の常連客で意外とツンデレ?な村田のおっちゃん、珈琲が苦手な真くんの友達・孝輔、宗十朗さんに想いを寄せているのが傍から見るとバレバレなお嬢こと桔梗さんなど、これまた不器用だったりどこか抜けてるキャラクター達が、この喫茶店・Junを中心に交流していくのを見ると心が和んできて、ウチの近くにもこんな喫茶店があったらなぁ~と思わせてくれます。

それに加えて、たまに入ってくる、真くんが宗一朗さんに教える珈琲豆知識(珈琲豆の知識、って意味じゃなくて、珈琲の豆知識って意味ね!あ、でも珈琲豆の豆知識でもあるから間違っては無いのか…でもそれだと珈琲豆豆知識になって誤植してるみたいになっちゃうし…あれ、何の話でしたっけ?)もタメになります!
「アイスコーヒーをレンジで温めたらホットコーヒーになるんでしょ?」という珈琲ガチ勢じゃなくても怒られそうなぐらい知識の無い自分のような人間にも分かりやすく説明してくれて、真くんの情熱が伝わってきます!

作者の夏目巡先生の珈琲とキャラクター、そして何より「こんなマンガが描きたい!」が伝わってくるこのマンガが、自分は大好きです!
 
   松崎ココが好きっ!


サンドイッチを仕込んでるだけの宗一朗さん。刃物の使い方は慣れてるようですが…


宗一朗の笑顔を妄想して顔を真っ赤にするお嬢。かわいい。


珈琲が苦手なのにこんな事を言ってくれる友達の孝輔。いい奴だ…


そんな孝輔を見た宗一朗。やっぱ、悪い人ではなさそうなんだよな…

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/お笑いコンビ・やさしい雨として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
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