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【第27回】「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の巻


「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の巻
 前回のラストで「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の前半を見ると予告。その際『一気に最終話まで見て語ってしまうかも。』なんて言いましたが、久々に作品を見はじめたらストーリーに引き込まれてやっぱり最後まで見てしまいました。

 この作品で最初に感動したのはBlu-rayのパッケージ。通常盤のボックスを見たのですが、パッケージがコンパクトで素晴らしい。アニメの
Blu-rayボックスの多くは、スペシャルディスクがついていたり台本が入っていたりして、ものすごいボリュームなのですが、この作品の通常盤ボックスは、普通のアニメのBlu-ray1枚分の大きさ。自分の部屋には、アニメのDVDやBlu-rayを並べる棚があるのですが、省スペースでとてもありがたいです。

 さてここからが本題。こういう名作と言われるアニメを見るといつも思うのですが、物語の入り方がうまいですね。「じんたん」と少女の「めんま」が普通に話をしているという、しっかり説明しないとわからないような状況から始まるけど、見ているうちに「他の人にはめんまが見えない」といった事情が少しずつわかってきて、気がついたら自然と設定が頭の中に入っている。個人的に何度も見た作品なのですが、見るたびにすごいと思いますね。

 小学生のときによく遊んでいたメンバーが、突然現れた「めんま」をきっかけに再び集まり「めんま」の死とそのときの後悔に向き合い、成長する。それぞれのキャラクターをしっかり作り込んで表現しているので心をつかまれる。「めんま」がいて欲しいけど成仏させないといけないという葛藤も切ないし「ぽっぽ」の告白もぐっときました。

 高校生になって「あなる」と呼ばれることを恥ずかしがるシーンを見て「そういえば自分は小学生のとき、みんなから『キンタマン』と呼ばれていたけど、中学生になったら女子から『土田くん』って呼ばれるようになったな」なんてことを思い出しました。

 見たことない人にはネタバレに、見た人には「あのシーンをふれないなんて!」となってしまうので、印象に残ったシーンについて、これ以上は語りませんが、見たことない人はぜひ一度見てください。自分は連載のためにこの作品を見て、何度も見ている作品にも関わらず、また泣きました。おそらく2019年で一番泣きました。作品の舞台となった秩父に行きたくなりました。

 次回は映画「聲の形」を見て、あれこれ語ろうと思います。

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
Blu-ray BOX 通常版
 
 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・家電など多方面に興味あり。
 



























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