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【第66回】やさしい雨 松崎克俊 コラム『Hello,Hello and Hello』



帯に書かれている
「世界に忘れられてしまう少女の、
世界で一番の恋の話。」

帯の後ろに書いてある、おそらく原作小説の紹介文であろう
「これは僕が失った
二百十四回にも及ぶ
一週間の恋の話だ。」

そしてタイトルの
『Hello,Hello and Hello』。

これらを見ると、今までいろんなマンガを読んできたであろう自分をはじめとした皆さんは、どんな話かって事が読む前から何となく分かるかと思います。
ただ分からない人もいるでしょうし、その方には詳細を説明しない方がいいと思うので、内容に関する話はしません!
分かる方には説明しなくても分かると思うので。
ただ、ある程度の内容を予想してた自分からしても、思ってた以上に切なく、苦しく、幸せなお話でした。
 
 
『Hello,Hello and Hello』

メインとなる登場人物は、瀬川春由という高校生の男の子と、椎名由希という突然現れた女の子の二人だけ。
竜胆朱音という春由の幼馴染みの女の子もいて、僕はその子がめっっっちゃ好きなんですが、あくまでメインはこの二人だよ、って事で。
ちなみに、春由の事を呼ぶ名前が由希と朱音で違うところとか細かいなぁ~なんて思ったりして、もしこれが恋愛シミュレーションゲームなら別ルートでやれるんだけどなぁ~どうにかして作ってくれないかなぁ~春由の親友でありライバル的なポジションに竹下もいるし~数年後とかどうなるんだろうなぁ~原作小説ってどうなってるんだろうなぁ~
あ、すみません!頭の中の想像が文字になっちゃってました!
いつもの悪いクセ!

こういう物語を読むと、彼は、彼女は、果たして幸せだったのだろうかって思う事があるんです。
自分としては、やはり登場人物には皆幸せになってほしいですし、面白い・面白くないに関わらず、バッドエンドは苦手なのです。
だとしたら、このマンガは?
このマンガを最後まで読み終えた時、どう思ったか?

自分は先に書いたように、彼や彼女たちのこれからの事を思うと凄く切ない気持ちになり、今までの事を思うと凄く苦しい気持ちにはなりましたが、最後のセリフや表情を含めたその一コマ一コマがどれも幸せな気持ちに溢れていて、読んでいるこちらも幸せにならざるを得ないんですよ。
「傍から見るとバッドエンドかもしれないけど、本人にしてみるとハッピーエンド」
に近いかもしれません。
そのぐらい、彼女の笑顔は本当に生き生きとしていて「生きている」と感じる事ができて、原作・デザイン・作画の良さをしみじみ噛みしめております。ありがたや…!

そして、そんな物語を読んだ人がいるという事。
彼女たちがいた証を心に深く刻み込む事。
その事を忘れない事。
忘れてても、ふとした瞬間に思い出す事。
それが、彼女たちが幸せになる一番の方法なんだと思います。

…と、あまりに自分がこのマンガに没入するあまり小難しい感じがするかもしれませんが、謎や疑問がだんだん分かってくる様子や、何度も読み返したくなる内容、そして繰り返し読んでも負担にならない絵柄の素晴らしさ!
と言っても初見でも十分に魅力的なこれら全て!
是非読んで体感して頂きたいです…!
 
 
   松崎ココが好きっ!


いきなりの朱音の告白!全然キャラを知らない状態なのにこれだけで好きになってしまったちょろ松崎。


春由と同級生の竹下。この一コマだけで分かる「多分良いやつなんだろうなぁ」感!


この「うそつき」をこんな表情で言われたらね!いやーこれはズルい!!


幕間に描かれるデフォルメキャラがまた素晴らしいんですよ!こちらは夏の由希!

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/お笑いコンビ・やさしい雨として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
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