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いか文庫のマンガ通への道  第30回



~いか文庫のメンバー4人による、おすすめマンガの往復書簡~
 
いか文庫のマンガ通への道 第30回
新久千映の一人さまよい酒

店主へ

この間行ったドイツ居酒屋で食べたアイスバインと熱々のプレッツェル、それと一緒に飲んだドイツビール、最高に美味しかったですね〜。お酒って、ほどほどにしなきゃって思うけどやめられないんですよね…

という事で、今回紹介するのは読むとさらにお酒が楽しくなるマンガ『新久千映のひとりさまよい酒』です!

『ワカコ酒』などたくさんのお酒に関するマンガを描いている新久千映さんのひとり飲みエッセイマンガで、ひとり飲みを楽しむためのあれこれが紹介されています。例えば、一人ではじめて入るお店の選び方や店主さんとの接し方、二日酔いにならないお酒の飲み方など、知らなくてもお酒は楽しいけど、知ってるともっと楽しめる情報満載なんです!

なかでも私が一番ためになった!って思ったのが「日本酒やワインの選び方」です。
私はお酒が好きでよく飲むのに、ワインも日本酒も違いがよく分からなくて、メニューをみても何がどんな味なのか、わからないまま適当に選んでいたんです。毎回そんな感じだから、自分が飲みたいお酒の味も、注文の仕方もいつまでたってもわからないままで…。でもこのマンガで、注文する時は銘柄を言わなくても「フルーティーなもの」とか「さっぱりしたもの」とか、自分の飲みたいもののイメージを伝えるだけでも良いってことや、料理に合わせてワインの赤白を選ぶときは、調理した素材の色で決めたら良いってことを知って、目から鱗でした。

先日ワインを飲む機会があったので早速試してみたんですが、ちゃんと自分の理想の味に近いものを注文できて、さらにどんなものかわかって飲んでいるので、味の違いもわかって、ワインを飲むのが楽しくなったんです。お酒って美味しくて楽しくて、やっぱりやめられないですね…。次は憧れのひとり飲みに挑戦しようと思います!店主はひとりでお酒を飲むことってありますか?

このマンガを読むと、きっとお酒が飲みたくなるので、お好みのお酒を片手に読んでみてください!
バイトぱんへ

ドイツ居酒屋、美味しかったね〜!私もお酒とその場の雰囲気が好きだから、やめられないの、わかるよ、わかる。すごーくわかる。だから今回オススメしてもらったこのマンガも、「お酒飲んじゃう?飲んじゃうよ?」っていう気持ちと同じく、「読んじゃう?読んじゃうよ?ウヒヒヒ…」って、にやけ気味に読み始めたよ。でね、想像以上にこれはためになる!!って感動しました。

バイトぱんが一番って言っていた「日本酒やワインの選び方」。これは確かにすぐに試してみたくなるなぁって唸ったんだけど、私がもう一つ、これは実践したい!って思ったのが、「バーでカッコよく飲む方法」。バーってさ、お店の雰囲気がまず大人だし(自分もすっかり大人ではあるんだけど…)、メニューがある店だったとしても、あまりにも種類が多すぎて結局何を頼んでいいかわからない…ってなるじゃない?あれにどうも苦手意識があったんだ。

でも、いやはや、バーがこんなに楽しそうな場所だったとは!ジンとかラムとか、とりあえず好きなお酒のベースを伝えればマスターが提案してくれるとか、ロングカクテルとショートカクテルの違いとか、ハイボールはウィスキーだけじゃ無いとか、あと、誰もが失敗しない、みんなが知っている魔法のカクテルとか!こりゃすぐにでもバーに行かないと!って思わせられました。

あと、一人でお酒を飲むことがあるか無いか、っていう質問についてですが。
家で一人で缶チューハイを飲むことは多いけど、外での一人飲み経験は無いのよね。でもね、昔住んでた中央線沿線の家の帰り道、小説『センセイの鞄』に出てくるお店のイメージにぴったりの飲み屋さんがあって、ここは一人で入ってみたい!って憧れを抱いたことはあるの。店を通るたびにチラ見したり、今日こそは!って意気込んだものの満席や休みだったりで、結局、勇気も無いしタイミングも掴めず、入れなかったんだけどね…。でも今回のマンガを読んで、一人飲みしている自分の姿がより具体的にイメージできるようになったから、近所のお店にターゲットを定めて再チャレンジしてみる!

バイトぱんも、オススメのワイン屋さんが見つかったら教えてね。お互い一人で行って、別のお店で楽しさを分かち合おう〜!



食べ物の色に合わせてワインの種類を選ぶといい。

好きなお酒と気分を伝えればOK!
いか文庫 Profile
お店も商店も持たない「エア本屋」だけれど、本屋さんと組んでフェアを展開するなど、本に関わる分野で活動しています。
【店主】と、スタッフの3人【バイトちゃん】【バイトもりもり】【バイトぱん】が、本をお薦めするお手紙をやり取りしていきます。






























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