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いか文庫のマンガ通への道  第31回



~いか文庫のメンバー4人による、おすすめマンガの往復書簡~
 
いか文庫のマンガ通への道 第31回
グッドナイト、アイラブユー
バイトもりもりへ

一昨年、いか文庫全員で新潟旅行したの、めちゃくちゃ楽しかったよね。行った先々でみんなツイッターに投稿してたけど、取り上げる感想がそれぞれ違っていて、それも面白かったなぁ。今日は、その旅行のことも思い出した「旅」にまつわるマンガ、『グッドナイト、アイラブユー』を紹介します。

主人公の遠藤大空は、つい先日お母さんを病気で亡くした大学生です。お父さんは物心ついた時にはもういなかったし、お兄さんも小さかった大空を残して家を出てしまって今はパリに住んでいるので、お母さんと2人で暮らしていたのね。で、そのお母さんの遺言で、行ったことのない海外、しかもロンドンのお母さんの友達の家に行かなくちゃならなくなったの。

英語も喋れない大空にとって、この旅はかなりの大冒険。なのに、やっとの思いで訪れた先には、「○○へ向かって」という、さらなるお母さんからの手紙が届いているという状況に追い込まれるんだ。もともとネガティブでひねくれがちな性格な上に、自分の思っていることを伝えるのが苦手な大空だから、ことあるごとに自分にはそんなことできない! って諦めようとするんだけど、それでも、なんとかチャレンジを続けていくんだよね。私はこれを読んで、去年1人で行ったアラスカ旅行のことも思い出したんだ。大空と同じく英語もろくに喋れないのに、ツアーにも申し込まず、全て自分で手配した旅程で行ったから。でもそうやって行ったからこそ、達成感と感動の度合いが、今まで味わったことがないくらい大きいものだったんだよねぇ…。

バイトもりもりは、そんな、チャレンジするような旅ってしたことある? 今回このマンガを読んで、「旅」と一言に言っても、自分次第で全然違う「旅」になるよなって改めて感じたので、バイトもりもりの「旅」の話も聞きたいです。

それと、この作中で大空が出会う人々のキャラクターが、どの人も濃くて楽しいのだけれど、バイトもりもりはどの人が気に入るかなぁ。 私は、ブリュッセルで出会うバックパッカーの人が話すことが、アラスカで感じたことと同じだ! って思って嬉しくなりました。お気に入りの人物も、良かったら教えてね。

では、マンガの旅へ! 行ってらっしゃい!
店主へ

お手紙ありがとうございます!『グッドナイト、アイラブユー』読みました!
最初は私も、大空のアタフタに、わかる!わかる!と思いながら読んでいたのですが、だんだんそれだけじゃなくて、大空の家族に対する気持ちもわかるなあと思いが変わっていきました。

初めての海外旅行で、何度も困った状況に陥る大空。本当は、自分が居る場所からほど近いパリで暮らしているお兄さんに頼りたい。だけど、お母さんが病気で大変だった時にも帰ってこなかった兄への怒りや悔しさから、なかなか素直になれない。そんな大空に対しても「家族なんだから」と手を差し出して助けてくれるお兄さんの気持ちが嬉しい…でもやっぱり、自分一人、家族の状況を何も知らなかったことや、一人じゃ何もできないんだっていう無力感から、すぐに心を閉じてしまう…。そんなことを繰り返している大空に、気づけば私はすごく感情移入していました。

というのも、実は私も、年末年始に一人でふさぎ込んで、家族とちょっと似たような状況になっていた時期があったんです。だから大空の「放っておいてくれよ」「どうせわかんないよ」というお兄さんに反発する気持ちと、一方で本気で心配してくれているありがたさとか、すごくわかる気がしました。そして、旅を続けながら少しずつ家族やまわりの人たちに心を開いていって、大空自身が変わっていく様子を見て、こんな旅もあるんだなって気付きました。店主が書いていたように、旅は自分の捉え方次第、なんですね。私はこのマンガの旅、できてほんとよかったです!

店主からの問いですが、私はこんなチャレンジするような旅ってしたことないなあと。ホテルも飛行機や電車のチケットもその場で探して取ってしまうようなこと、怖くてとてもできないです。でも大空が、旅をしながら自分の悪いクセに気づいたり、自分から変わっていったみたいに、私もこんな旅がしたいとすごく思いました。

お気に入りの人物は、大空が最初の目的地、ロンドンで出会うエリーです。日本のアニメが好きでどこかつかめない感じの女の子だけど、携帯の翻訳機能を使ってちゃんと大空に向き合ってくれる。言葉が違うからこそ、お兄さんにさえ素直になれなかった大空も、エリーには正直に今の気持ちを伝えられたのかなと。とても好きな場面です。

いか文庫でもいつか海外旅行したいですね!



はるばる訪ねたロンドンの友人にはすでに母からの手紙が…。

ロンドンで出会ったエリーに心の奥底を少しずつ見せていく大空。
いか文庫 Profile
お店も商店も持たない「エア本屋」だけれど、本屋さんと組んでフェアを展開するなど、本に関わる分野で活動しています。
【店主】と、スタッフの3人【バイトちゃん】【バイトもりもり】【バイトぱん】が、本をお薦めするお手紙をやり取りしていきます。































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