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【第95回】松崎克俊 コラム『やったねたえちゃん!』


 
「やったねたえちゃん!」というセリフをご存知でしょうか? 
厳密に言えば 
「家族がふえるよ!」 
「やったねたえちゃん!」 
ですね。 

自分も知ったのはネット経由だったのですが、このワードを検索して出てくるほのぼのしたシーンから 180 度反対の方向に展開するマンガがありました。10 年以上前になるでしょうか。 
そのトラウマ級の鬱マンガは、衝撃のあまりネタにされる事も多々ありました。逆に救いを求めちゃう、みたいな。 

そんな我々に衝撃のニュースが飛び込んできます。 

『やったねたえちゃん!』なるマンガがコミックフラッパーという一般誌で連載スタート!
作者は当然、カワディ MAX 先生! 
大丈夫なのか!? 
というか、どういう事だ!? 

… 
… 
…パニック!! 

当時は読み切りだったはずなので、それが連載という事も謎でしたね。 

そして第一話を読み終わった自分は 
「なんじゃこりゃああああああああああ!!!!!!!」 
でした。 
 
『やったねたえちゃん!』
 
主人公はたえちゃん。可愛らしい女の子です。 
彼女には家族がいません。厳密に言うとお母さんがいたのですが、たえちゃんが小さい頃に家を出て行ってしまったのです。 
そんなたえちゃんの唯一の救いは、くまのぬいぐるみ「コロちゃん」。 
たえちゃんはコロちゃんの事を、いわゆる「イマジナリーフレンド」として接するようになります。イマジナリーフレンドの意味が分からない人は各々調べてみてね! 

しかし、そんなたえちゃんの周りは、いじめっ子や悪い大人だらけ。友達のコロちゃんもひどい目に遭い… 

と、ここまでは自分の知ってるお話通りだったのです。 

が! 

たえちゃんに別の人格が!! 
真っ二つにされたコロちゃんの中に鋼線が!! 
そして『必殺仕事人』のように悪人を成敗するたえちゃん!! 
いや、たえない子!! 


…たえない子!?!? 

度肝を抜かれる展開の連続に、目が点になりながらももう夢中ですよね。 
単行本の帯に書いてある 
「魂を震わす感動のヒューマンドラマ!」 
が、言葉通りに受け取ってもいいんですけど、もう壮大な「フリ」にしか見えないですよね。 
こういうの大好き。 

物語の性質上、人によっては目をつぶりたくなるような描写も出てきますが、極力エグくならないように配慮されているような気がします。 
むしろギャグテイストになっている個所もあり、カワディ先生もノリノリで描いてくれてるような気がして、このマンガを読んでてこういう感想はちょっとおかしいのかもしれませんが、なんだか嬉しくなってくるのです。 

過去に自分で描いたマンガを十年以上経ってセルフカバー、しかも元のマンガがいろんな意味で注目作というめちゃくちゃハードルが上がった状態を、とんでもない方法で越えてきてくれたので、そりゃもうワクワクなんですよ。 
だから今後もまたとんでもない展開になっても、カワイイ方面に振り切っても、本当に魂を震わすヒューマンドラマになっても、またワクワクさせてくれるんだろうなという安心感があるので、このマンガについていこうって思えるんですよね。
 
   松崎ココが好きっ!


クマのぬいぐるみ・コロちゃん。カワイイ。


癒しパートです。結構暗い雰囲気になりがちなお話なのでこういう部分が大事。


ええーっ!?(パンツ丸見え部分はカットしました)


▲THE・マンガに出てくるヤンキー!最高ですね!
 

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
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