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【第97回】松崎克俊 コラム『雑な生活』


 
今回は、いつも書いてるようなマンガの紹介コラムというよりは、 
『雑な生活』というマンガを読んで救われた話 
みたいな感じになるかと思います。 

…若干誇大広告っぽい感じがしないでもないな… 

『雑な生活』というマンガを読んで、ちょっと救われた話 
ぐらいにしとこ。 
 
『雑な生活』
 
このマンガには基本、 
だらしない「ゆう子」 
しっかりしてる「佐々木」 
の二人しか出てきません。 
この一見ソリが合わなさそうで実は仲の良い二人の女性による、いつも通りの日常が描かれており、例えば
■部屋の中で財布がどこにいったのか分からなくなる
■帰省前、冷蔵庫を空にしようと思って一気に料理を作った話
とか、本当に日常。365 日の内の 1 日感が凄くあるのです。 

んで、そんな話を読む度に、自分の心は 
「分かる~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」 
と叫ぶのです。 

財布 
自分もゆう子と同じく、ポケットに入れっぱなしです。 
もし部屋の中に財布単体で置いといて、ちょっとした拍子に物と物の間に落ちちゃったらおしまいですから。携帯電話と違って、鳴らせませんから! 
ちなみに携帯電話の場所は充電コードの先。充電もできるし場所も分かりやすいし一石二鳥。 
ただ!携帯電話と違って、財布は鳴らせませんから! 
ポケットの中という居場所を与え、且つ外に出る時にそのまま出られる、そして何よりも見つけやすい。一石三鳥! 
というか、これが取り上げられるって、皆は財布をそうしてないの…?皆財布をどこに置いてるの…? 

冷蔵庫
ウチには冷蔵庫がないので完全なる共感はできませんが!
ただその分、例えば肉を買ってきても長時間常温で置いておけなかったり、賞味期限・消費期限が迫った食材があったりすると、そこまでお腹が空いてなくても大量に料理を作らざるを得ない時があり、その時の感覚に近い気がして非常に共感できるのです。 
学生時代は数学が得意だったんだけどなぁ~こういう計算とかできないんだよなぁ~ 

そんな自分がこのマンガを読んだ時、まず思った事が 
生活が雑 
っていう表現がもう素晴らしいなと。 

だらしないとか、ぐうたらとか、はたまた汚部屋だとか、いろいろ言い方はあると思うのですが、それをこのマンガでは「生活が雑」と言ってるんですね。 
先ほど出たような「お前は本当にだらしないな!」と言われると「いや、まぁ、そうなんだけど…う~ん…」という感じで、ある種のプライドもあり認めたくない部分があったのが、 
「お前は生活が雑だな!」と言われると、「あ、そうか。自分は雑な生活を送っていたのか …!」と、妙に腑に落ちるんですよ。あまりネガティブな感じもしないし。 
自分のダメな部分・短所に、できるだけポジティブな名前を付けてくれた事で、一つ救われた気になるんですね。 

そして、単行本のラストに載っている話のゆう子の心情がまさにそれ!なんですよ。 
別に片づけができないからって苦しんでるわけじゃない、死にはしないし気楽でいい、だけど。気持ちは少しずつ沈んでいく。 
そういう普段感じている事を文章に、マンガに落とし込んでくれると、自分の理解者がいてくれたんだって凄く救われた気持ちになるのです。 

更に、そこに登場する佐々木さん。彼女は自分の中ではもうヒーローですよ。 
まぁ、実際に「ホラ、早く片付けて!」みたいな人が近くにいたら「勝手に自分のテリトリーに入ってくんな!」ってなっちゃいそうですけど…
だから、もしゆう子のやってる事や生活態度が全く理解できないという人は、佐々木さん視点で読むといろんな発見ができるのではないかと。 

とにかく、実際に雑な生活を送っている+登場人物に感情移入してマンガを読む自分にと って、凄く心に刺さったマンガです。 
同じように思える人、いるんじゃないかなー
 
   松崎ココが好きっ!


お前は俺か?と思ったシーン。まさに俺!!


こういう事になるから、家でカレーを作らなくなったという過去が自分にはあります


分かる…いらない段ボール積んじゃう…(でも最近、いらない段ボールを捨てるという発想を取得しました。松崎エライ!)


▲分かる!これが分からない人は「部屋が汚い」でひとくくりにしちゃうの!0か100かじゃないんだよ!
 

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
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