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【第105回】松崎克俊 コラム『ショートショートショートさん』


 
『ショートショートショートさん』。 
1 巻の表紙には二人の女性が描かれており、一人はショートカット、一人はロングヘアー。
「ショートじゃないんかい!!」 
と心の中で叫びます。続けて、 
「でも胸大っきいからヨシ!!」 
とも叫びます。 
二次元キャラの髪型は、ショートカットが好みなんですよ、個人的に。 
ロングでも好きなキャラはもちろんいますけど、単純に二次元で描かれる形としてショートが好きなんですね。顔の輪郭がはっきり出る感じとか。
そんなショートヘアーの女性が主人公のショートショート(短編)、だから『ショートショ ートショートさん』なのです!多分ね!
 
『ショートショートショートさん』
 
さて、肝心の内容は、アラサー女子「五十嵐樹(いがらし・いつき)」が周囲にいる人の幸せや充実っぷりに自分を顧みて落ち込んで寝て起きてまた一日が始まる、というまさに【日常系】!! 
そして 1 巻の帯に書いてある「愛されたい(以下、「!」が 20 個並ぶ)」 
2 巻の帯に書いてある「褒められたい(以下、「!」が 20 個並ぶ)」 
にあるように、リアルな煩悩?欲求?が描かれていて、ダメ人間寄りの自分も共感の嵐。 何気ない暮らしの中に「ハァ~~」とクソデカため息を吐いてしまうような日常の一コマを描いたものを読むと、 
「自分だけじゃないんだ」 
「また明日も生きてみるか」
 
と思えてきて、人生の応援マンガのように見えてくるのです。これはもう救済ですね、救済。(若干怪しい言い回し) 

そしてこのマンガを語る上で欠かせないのが、顔芸! 
ガッカリした、びっくりした、呆れた、そんな何とも言えない感情の時の顔たるや! 
表紙で絵柄に惹かれた人は、第一話の冒頭からド肝抜かれるはずです。表紙詐欺! 

この顔芸、結構好き嫌いが別れると思うんですけど、自分はめちゃくちゃアリですね! 
このマンガ読んでて気付いたのですが、自分がそもそも顔芸するマンガが好きなんだろうな~と。 
しかも、今までの絵柄どこ行ったん!?ってなる顔や、小学生が描いたんか?となるような顔など、顔芸にもパターンがあって飽きさせません。 
その顔芸の中にも、怒りだったり焦りだったりの感情が見えるのがポイントでして、「感情がどこかしらの方向に吹っ切れた」ところで顔芸が来るので、短いお話の間にメリハリがついて凄く読みやすいのです! 
やっぱり、行ききった表現って面白いですね! 

いい大人が一人暮らしで感じる哀愁・焦燥・気楽さは男女ともに変わらないのだなぁと思うと共に、それを客観視してこのマンガを楽しんで読んでる事に、お前はこれで笑える存在なのかと自問自答するところまでが自分のワンセット。 
自分の中の「良いマンガ」の定義の一つに、「そのマンガを読む事で実生活がちょと豊かになるもの」というのがあります。 
その点、このマンガは読む事で「実生活を営む自分への救済」がありながらも、「実生活がこのままで果たしていいのか…」という相反する気持ちが沸き上がったので、これは自分にとって「良いマンガ…かもしれない」ぐらいにしておきます。結論は保留! 

そしてその答えを見つけるために、また続巻も買うんだろうな。
 
   松崎ココが好きっ!


大学の時の友達と飲み会したら自分以外恋人がいる時の顔


弟がカッコイイ事言い出した時の顔。弟は同い年みたいだけど、双子?


トイレで手を洗おうとハンドソープつけたのに水が出てこず、いっその事トイレの水で…ってなってる時の顔。


▲映画の聖地巡礼でシーン再現してるところを人に見られた時の顔。

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
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