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【第108回】松崎克俊 コラム『僕の妻は感情がない』


 
人間とアンドロイドやロボットとの交流・恋愛を描いた二次元作品は今までにもありました。 
ですが、今回紹介する『僕の妻は感情がない』は、その中でも今までにない感情を沸き上がらせてくれるものでした。 
その感情とは 
「うおおおおぉ~~っ」 
「ふあああああ~~~」 
「ずっきゅ~~ん」「ふぎっっ」 

です。 
は?
 
『僕の妻は感情がない』
 
一人暮らしのサラリーマン・タクマは、家事ロボット・ミーナを購入し、料理を作ってもらっていました。
ですがある日、タクマの何気ない一言から夫婦となった二人。気持ちが抑えられないタクマと、感情や表情のないミーナは、どのような夫婦生活を営んでいくのでしょうか…?
 
まず伝えたいのは、ミーナの可愛らしさ!
ミーナはその世界ではそこまで性能の高くない家事ロボットで、機能も制限されてる中古品。そして何と言っても「感情がない」んです。
だから、
「この料理を作ったら喜んでくれるかな」ではなく
「この料理が好物だと登録されているから作る」なんです。
そりゃロボットなんだから当然です。
 
当然なんですが!
どうも自分にはそこに感情が介在しているように見えてしまうのです!
だってね!そうじゃないと、ただのタクマの好物として登録されているオムライスに、ケチャップで
「LOVE タクマ」
って書きますか!?
濡れタオルを温められる電子レンジに対抗して、自分も濡れタオルを温めようとしますか!?
表情が全く変わらないまま、首を少し下に曲げて
「しゅん」
ってなりますか!?
これはもう
「うおおおおぉ~~っ」
「ふあああああ~~~」
「ずっきゅ~~ん」「ふぎっっ」

でしょ!?
 
いやその悶え声,何?って思われてるかもしれないですけど、これはマンガの中に出てくる声です!
悶え声と言っても、タクマでも、ましてやミーナでもありません。
タクマの妹・あかりの声なのです!
実はあかりは、異種間恋愛フェチだったのです!
兄夫婦の生活の様子をミーナから聞き、身もだえながら発せられる声が。前述の声なのです!業が深い!!
 
このように、周囲の理解が深いのもこのマンガの素晴らしいところで、
「ロボットの事を本気で好きだなんて、気持ち悪~い!」
みたいに言ってくる人なんていません。
現代の、多様性を尊重しようって風潮にも合ってる気がします。ツッコミは無粋。
 
そんな周りのおかげなのか、それは関係なくなのか、ミーナへの愛情がどんどん増していくタクマ。
周囲の目が気にならないというわけではないけれど、自分の身体より何よりもミーナを優先するタクマの事はすごく好感が持てるし、一人の女性としてミーナの事をどんどん知ってますます好きになっていく描写に共感もできます。
また、熱量たっぷりのタクマとロボットであるミーナのちぐはぐな会話のテンポ感が面白さに拍車をかけています。
 
登場人物全員の事が好きになる上に、作者の杉浦次郎先生のフェチ的な描写も相まって、自分の中では最強のマンガの一つです!みんな、是非読んで!!
 
   松崎ココが好きっ!


家事ロボットとはいえ、好きな女性に家事をまかせっきりなのが耐えられなくなったタクマ。いいやつだ…


髪をおろした、本気モードのミーナ(カワイイ)


作業中、たまに雑音が入るミーナ。かわいくてちょっとびっくりするやつ。


▲タクマの妹、あかりのリアクションコレクション。吐きそうになってるの最高ですね。

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
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