現実も異世界も、艦隊も女子高生も!

無料漫画読むならコミックウォーカー ComicWalker

ニュース・お知らせ

【第110回】松崎克俊 コラム『竜魔神姫ヴァルアリスの敗北 ~魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない~』


 
今回は『竜魔神姫ヴァルアリスの敗北 ~魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない~』というマンガ。なんかすごいタイトル! 
いろんな二次元作品に触れてきた身からすると、「魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない」の部分で、 
「負けそう~!」 
って思いますよね。 
案の定、負けます! 
「負ける」って何ぞや?という事も含めて説明させて頂きたいのですが。 
そもそも!このマンガ、キャラの見た目がめっちゃカワイイ!! 
こんな綺麗に作画された、どうやらファンタジー世界のお話。普通に王道ファンタジーを描いても人気が出そうなのです。 
が、このマンガ。終始ふざけてます!ある意味、技術の無駄遣いと言えなくもない! 
そもそも、タイトルにもある【竜魔神姫】って何って読むと思います? 
普通は「りゅうましんき」でしょうか。 
正解は、「トンデモナイゼ」です。
 
『竜魔神姫ヴァルアリスの敗北 ~魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない~』
 
………????

多分、多分なんですけど、【竜魔神姫】って、めちゃくちゃ偉くて強いお姫様、つまりとんでもなくすごい人なんですよ! 
だから、読み方も「トンデモナイゼ」なんです!!

………………??????????

こんなんは作中にたくさんあって、 
魔星将→エライヒト 
神格天魔星将→ゴッツエライヒト 
終式・因果滅葬神火→モウ・ドウニデモナーレ 
復元蘇生魔法→シンデナカッタッス 
などなど。 
はい、もうこれはしっかりふざけてますね! 
原作は毎回これを考えててすごく大変だろうなって思いますよ。いや、どちらかというと楽しいのかな?

大まかな内容は、 
魔界の頂点に君臨するヴァルアリスが、人間界を滅ぼしにやってくる 
↓ 
人間界の食べ物を食べる 
↓ 
あまりの美味しさに陥落する 
を毎回毎回繰り返し、負けちゃうテンプレートを楽しむというものになっております。 

ここにおいての「負け」の定義なのですが、その世界(この場合は人間界)を滅ぼす際、その世界が存在していた証として「文化の成果」を保存しないといけないルールがあるんです。 
なのでヴァルアリスは、人間界の食べ物を自分の舌で確かめ、人類の食文化が保存するに値するのかを確認してるんですね。 
ただ、あまりにも美味しいため、毎回保存する前に全部食べきっちゃう→負け 
という理屈なんですね。 

筋は通ってる!(と、思う!) 

こういう、異世界と現実世界で異文化交流するみたいなマンガの面白い部分の一つに、「異世界の人から一目置かれるような、現実世界に自分が住んでる事への優越感」ってあると思うんです。 
それがこのマンガでは、日本の料理、またはその料理人が人類を救っていて、「どうだ!日本の食文化はすごいだろ!」って勝手に誇らしい気分になれるのです。勝手にね。 

ラーメンのすすり方も知らない、食券の買い方も知らない、「らっしゃい!」と言われたら「らっしゃい!」と言い返してしまう少女が、自分たちが普段当たり前のように食べているもので笑顔になる姿は、読んでいる方も幸せになるし、普段食べている物への凄さを再認識できる。そんな素敵なマンガです!ずっと真面目にふざけてるけど。
 
   松崎ココが好きっ!


1話の冒頭、魔物を倒すヴァルアリス。彼女の格好いいシーンはここぐらい…


「らっしゃい」を人間界の挨拶だと判断したヴァルアリスの一言。


殺しちゃった店員さんを生き返らせる事もできる!なぜなら彼女は竜魔神姫(トンデモナイゼ)だから!


▲竜魔神姫(トンデモナイゼ)でも、割りばしを割るのは苦手なようで…いや作画意外と細かいな!

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
   バックナンバー

このページをシェアする