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【第113回】松崎克俊 コラム『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』



『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』は、最初のページを読んで
「あ、これ面白いぞ!?」
ってなって、第一話を読み終わった後で
「オイ!これめっちゃ面白いやん!!」
ってなったマンガです。

そもそも、タイトルだけ見た時点で
「??なんだこれは?????」
ってなってたんですが、確かに
■ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテ

■実況の遠藤くん

■解説の小林さん
のマンガでしたね。タイトルに偽りなし!!
 
『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』

リーゼロッテが出てくるのは、乙女ゲーム『マジカルに恋して』。彼女は、そのゲーム内で主人公(プレイヤーキャラ)のフィーネのライバルキャラとして登場します。
彼女の婚約者・ジークヴァルト(以下、ジーク)という王太子も攻略キャラの内の一人。
その日も、リーゼロッテがフィーネにキツい物言いをし、選択肢次第でフィーネとジークの仲が親密になるような場面がありました。
すると突然、ジークの脳内に謎の声が聞こえてきます。

「ツンが強い!ツンが強いぞリーゼロッテ!」

他の二人には聞こえていない様子。何それこわい。
実はこの声、このゲームをプレイしているプレイヤー・高校生の遠藤くんと小林さんの声だったのです!
何故か繋がってしまった現実世界とゲームの世界。普通にゲームをプレイすると死ぬ運命にあるリーゼロッテ、いや、リゼたんを救うべく、二人はジークにアドバイスをする事になったのです。

ざっとこんな内容でして、「悪役令嬢」といえば「女性向けの異世界転生もの」というイメージが割りと定着してきた中での、この変化球な内容が目に留まります。

個人的に好きなのは、ゲームの世界には存在しない
【ツンデレ】
の概念をジークに教えるところ。
リゼたんはジークの事が好きで好きで仕方がなくて、でもそんな気持ちを素直に出せない、そんなタイプのツンデレさん。だからジークも、自分はリゼたんに嫌われていると思い込んでいます。
そこをフォローするのが実況の遠藤くんと解説の小林さん!

例を挙げると、
リゼたん、人目のあるところで気安く触らないでほしいとジークに注意する

でも本当は恥ずかしさが自分のキャパを超えてしまっただけ

実況と解説、これは「人目のないところでは触れてもいい」と言ってるも同然、と説明。

それを聞いたジーク、二人きりの時なら構わないかとリゼたんに尋ねる

リゼたん、ときめきすぎて顔真っ赤

ジーク「かわいい」

と、こんな感じ。
確かにね!現実世界では選択肢も出ないし、人の心の声・モノローグも聞こえないし、好感度が上がる音もしないしで、実際にツンデレっていたら面倒だなー!とちょっとリアルを思いつつ、リゼたんの本当の気持ちを知るにつれて徐々に惹かれていくジークの素直さに読んでるこちらもニンマリしてしまうのです。

また、もしジークとリゼたんがくっつくのだとしたら、本来の主人公であるフィーネの立場は?という懸念もちゃんと考えられてますし、一方現実世界での遠藤くんと小林さんにもドラマがあって、物語が向かっていく方向性は分かりやすいのに飽きさせない内容になっています。

遠藤くんと小林さんが行っている三次元から二次元への実況解説って、特撮のヒーロ-に「がんばれー!」って言ったり、スポーツアニメの登場人物に「勝ってくれ…!」って応援する自分たちと重なるんですね。
もし自分たちの声が二次元に届いて、それがキャラクター達の手助けになったなら、こんなに嬉しい事はありません。
そんな気持ちを、このマンガで味わう事ができた気がします。

ありがとう…!
 
   松崎ココが好きっ!


ご神託(遠藤くんと小林さん)にそそのかされてほっぺにキスするジーク。


ほっぺにキスされて顔が真っ赤なリゼたん。かわいすぎか?


異世界からの当然の疑問。ただ改めて聞かれるとなんか面白いですね


▲本来このゲームの正ヒロインだったフィーネ。えっ、その拳…えっ?

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
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