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【第40回】「天気の子」の巻



「天気の子
の巻
「君の名は。」で一躍有名となった新海誠監督が、大ヒット作の次に作った作品ということで公開前から注目を集めヒットした作品「天気の子」。今回初めて観たのですが、「面白いなぁ」と感じる作品でした。

「君の名は。」と同じように、天気が晴れになるという不思議な設定があって、その能力で若い男女の恋があって、別れの後に再会があって。この作品もみんなが楽しめる要素のたくさんある面白い作品だと思います。

 ただ、前作の「君の名は。」があまりにも良すぎた、というのを観終わった後に実感してしまいました。前作は、男女がある日突然入れ替わるという楽しい入り方をしているので、「不思議だけど、なんか面白いな」という感覚で物語の世界に入っていける。それに対して今回は、家出した少年がピストルを拾ったり、お母さんを亡くした姉弟が出てきたり。冒頭から暗い感じで、観ながら色々と考えてしまう(こういう演出も新海監督らしいのですが……)。

 個人的な好みもあるのかもですが、ブルーレイのように一時停止したり、シーンを戻すことができない映画館の中で鑑賞する作品なので、なんでもないところから自然と引き込まれていく展開の方がいいと思うんですよね。

 最後のところも、やっぱり前作と比べると感動が……。もちろん「よかったね」となりましたが「ま、あそこに行けば会えるよな」という感じがしてしまって。

「君の名は。」があまりに良くできすぎていたので、こんな書き方になってしまいましたが、「天気の子」も、観ていて苦痛に思えるような間延びしたシーンもなく、テンポよく物語が進み、最後はいい終わり方をする作品。エンディングのクレジットを見るまで小栗旬さんや本田翼さんなどの役者さんが声を充てていることに気づきませんでしたし、野沢雅子さんや島本須美さんなどのベテラン声優さんの声も良く、俳優さんや声優さんの演出がうまいなと思いました。

 絵も相変わらず綺麗で、街もリアルに描いているので、ストリートビューでモデルとなっている場所をいろいろ探してしまいました(街があまりにリアルすぎるから、池袋のラブホ街っぽいところから、新宿、そして祠のある代々木のビルへと逃げるシーンは「実際、そんなに逃げ続けたらクタクタにならないか?」と思ってしまうほどでした)。

 誰もが想像できないようなプレッシャーの中、大ヒット作のあとにこれだけ楽しめる作品を作った新海監督の手腕は相当なものだと思います。今後、どんな作品を作ってくれるか楽しみです。あ、こういう言葉がプレッシャーになるのかもしれないですね。今後はマイペースで作っていただけたらと思います。

次回は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のテレビシリーズを。

「天気の子」(通常版)
Blu-ray

 
 
 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・家電など多方面に興味あり。
 








































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