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いか文庫のマンガ通への道  第40回『死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話』



~いか文庫のメンバー4人による、おすすめマンガの往復書簡~
 
いか文庫のマンガ通への道 第40回
死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話
店主へ

シンチャオ、店主!あっという間に12月ですね。今年は家にこもっている時間が長かったので、電子書籍でいっぱいマンガを読んだなぁと感じる一年でした。そんな電子書籍生活の中で出会った最近のオススメマンガを紹介します!

『死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話』です。私は最初タイトルだけ見てギョッとしたんです。店主のギョッとした表情も目に浮かぶようですが(笑)。ストーリーを紹介しますね。両親に勘当されて家を出ていった息子が、あるとき病死してしまうんです。両親の元には、その息子の遺品とされる巨大なダンボール箱が届くのですが、ふたを開けてみてびっくり! 入っていたのは息子のお嫁さんだった……という物語です。しかも、そのお嫁さんは普通の人間ではなくて、アンドロイドで、充電式で。そんなアンドロイドの嫁が、人間の”嫁”のように両親に認めてもらうために奮闘する姿を描いた物語です。

アンドロイドが世の中に出回って、私たちの仕事の手助けをしてくれる時代はもうそこまで来ていますが、人間がアンドロイドと結婚、アンドロイドが家族の一員になるような時代だって来るかもしれないなぁと私は思います。私の娘がアンドロイドと結婚したがるかもしれないし、そんな時に自分は受け入れることができるだろうか? と考えてしまいました。

そうそう! このアンドロイドの嫁は、やたら検索能力に優れていたり、力が強かったり、いろんな特殊能力を持っているのですが、ある能力を使って両親たちに死ぬ前の息子がどんな生活をしていたかを伝えるシーンがあるんです。私はこのシーンに胸がジーンとしました。タイトルだけ見て、恐ろしいストーリーを想像して読み始めたのに、ホロリと涙しそうにもなる心温まるマンガです。店主の感想も聞きたいので、ぜひ読んでみてください!
バイトちゃんへ

バイトちゃん、おつかれさま!ほんとうにあっという間に12月!今年は私も、マンガを紹介するお仕事がさらに増えてたくさんのマンガを読んだ、とても充実した1年だったなぁと振り返っています。

今回おすすめしてもらった作品はギャグマンガと思って読み始めちゃって、バイトちゃんの手紙にあった”胸がジーンとするシーン”も、全く想像できなかったんだけど、うん、じんわりして、読み終わるのが惜しいくらいだったよ。私は特に、死んだ息子のお母さんが、アンドロイドの嫁に洋服を選んであげたり、一緒にお茶しに行ったり、自分の娘のように接するシーンすべてにジーンときちゃいました。

あとこのお話、SFでもあるじゃない?私いままで、SFにあまり馴染みがなかったから、”SF=何が起こるかわからない怖いもの”っていうイメージを持っていたんだけれど、それが覆されました。この物語を読んで、アンドロイドが寄り添ってくれることが、人間の助けになったり救いになったりするってことがわかったから。それはとても素敵で幸せな未来だなぁってことがわかったから。

特に今年は新型ウィルスの大流行もあって、人と集まるどころか、会うことすらままならない日々があって、今まで「一人でも楽しいわ。楽しめるわ。むしろ一人が気楽だわ。」って思っていた自分ですら、急に孤独を感じて辛くなることもあったんだ。だから今後、そういった感情の面でもアンドロイドが必要になる世の中になっていくのだろうなって確信を得たし、このマンガに出てくる家族のような、アンドロイドと人間の心のつながりも実現した未来になるといいなって思いました。不安なこともたくさんあるけれど、明るい未来を夢見たいなって。

来年はどんな年になるかしらね?予期せぬことが起きても、明るい気持ちになれるマンガをたくさん読んで、紹介していけたらいいね。いい1年になりますように!
 

アンドロイドの嫁は、事務作業のスキルがめちゃめちゃ高い。
 
息子の嫁がアンドロイドという現実をすんなりと受け入れるお母さんと、全然受け入れられないお父さん。
いか文庫 Profile
お店も商店も持たない「エア本屋」だけれど、本屋さんと組んでフェアを展開するなど、本に関わる分野で活動しています。
【店主】と、スタッフの3人【バイトちゃん】【バイトもりもり】【バイトぱん】が、本をお薦めするお手紙をやり取りしていきます。








































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