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【第120回】松崎克俊 コラム『のんのんびより』



『のんのんびより』の連載開始が 2009 年、アニメ放送開始が 2013 年との事。
つまり、このコラムを書いている(掲載される)2020 年 12 月時点で、マンガの連載は 11年! アニメ第一期放送スタートからは 7 年! 月日が経過しているという事になります。
…って事はですよ!?

アニメはれんちょんと同い年!
マンガはほたるんと同い年!


マジかよ!!
その期間で自分がどれだけ成長してるのかを考えたら…あ!考えるのやめよ!!
 
『のんのんびより』

このマンガに関しては、自分がここで書くべきあらすじというのは必要ないと思っていて、いや、必要ではあるんですけど、本当に最低限にしかいらないと思っていて、それは
「田舎に住む女の子たちの日常」
って事です。

そりゃ、
・田舎あるある
・田舎あるあるを際立たせるために東京から引っ越してきた子を中心にするところ
・田舎の空気感を出すための間の使い方
・学生あるある
・メインとなる 4 人のキャラバランス
・年齢と見た目のギャップ
・れんちょんのトリッキーさ
・兄ちゃんのトリッキーさ
・田舎ならではの季節感
・同じ季節を描いていても成長しているわけではない、いわゆる「サザエさん時空」
・ところが最新巻(15 巻)にて出てきた「卒業」というワード
・そうか!同じような一年を繰り返していたのではなくて、一年の間に起こった事をランダムに描いていたといく事か!?
・もしかすると今後、「成長」した皆が見られるかも!?
・現に、お姉ちゃんとして振る舞うれんちょんが見れてるわけだし!
・マンガ全体を覆うやさしさ
とか、個別に語るべきところは沢山ありますよ!?
ホラ!箇条書きに書いていっただけでもう既定の文字数いっちゃいそうだもの!

だから、四の五の言ってないで
「田舎に小中学生がいる」!
これだけです、頭に入れておいてほしいのは!!

具体的な内容よりも大事なのは、
「都会育ちだけど、こんな田舎に住んでみたいな」
「こんな田舎に住んでた頃を思い出すな」
「自分の住んでた田舎はこんなにやさしいせかいじゃなかったけど、この世界になら行ってみたいな」
と読んだ人が感じる事だと思うのです。


例えば自分の場合、地元が田舎で
■学校帰りに山道に生えてる木いちご食べて帰ったり
■一番近所のお店は無人販売所
なところはこのマンガと共通するんですが、
■人数が少ないので全校生徒(小・中学生含めて)同じ教室で授業を受けたり
■バスを一本逃すと 5 時間来なかったり
■「牛横断注意」の標識がある
なんて事はありませんでした。(ウチの地元にはムササビやイノシシが出る事はありましたが標識はなかったです)

このように、このマンガに出てくるそっくりそのままの田舎に住んでたってわけではないのですが、先述した間の取り方や描き方のおかげなのか、何だか懐かしい気持ちになっちゃうんです。
「あんな事があったなぁ」という良い思い出だけを抽出して、美化して思い出させてくれるのです。

このマンガに特定の舞台があるというわけではない事も、多くの人が共感を得られるポイントだと思います。
例えば舞台を北海道にしてしまうと、福岡出身の自分の共感はなかなか得られなかっただろう、という感じですね。

だから、たとえ良い思い出が無かった田舎でも良い懐かしみ方ができるし、田舎暮らしした事ない人でもイメージでこの舞台となってる場所を愛する事ができるのです。
それがこのマンガの楽しみ方だと思いますし、そう感じる事が彼女たちはその世界に「生きている」証なのだと思うのです。
 
2021 年 1 月から、アニメの第 3 期『のんのんびより のんすとっぷ』が始まります。今のうちに原作を読んで、おさらいしてみませんか?
「ほたるんが『にゃんぱすー』って言ってる回数、意外と少ない!」とか気付きがあるはずです!
 
   松崎ココが好きっ!


田舎あるある「鍵かけない」!ただ、鍵を見た事はあるぞ!


ほたるんのクレイジーさを表す象徴的なシーン。こまちゃんが好きなあまりいっぱいぬいぐるみ作っちゃう。


さよならも告げられなかった友達との別れ。こんなしんみりするシーンも。


▲旅行帰り、やっぱり家が一番!ってわけじゃないんだけど、いつも通りの日常がある安心感。

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
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