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【第124回】松崎克俊 コラム『残念女幹部ブラックジェネラルさん』



2021 年 1 月 14 日までという事でもう終わってるキャンペーンなのですが、
「ドラゴンエイジ新年増話スペシャル ドラ増しキャンペーン!」
というものをコミックウォーカーさんでやってまして、この文章を見た時に

新「年増」話スペシャル

 
に空目してしまいまして、年上キャラ好きとしてはめちゃくちゃテンション上がったんですよ。
昔、何かのマンガで学校の先生が生徒に「やーい行き遅れのおばさん!」的な事を言われて「誰がおばさんよ!」って言い返す、みたいなシーンを読んだ事があるのですが、幼心に
「てめぇがこの先生の魅力を分かってないだけだろうがぁ!この年齢を重ねたキャラを、俺は愛してるんだよぉぉぉ!!!」
って思ってました。
何でこんな話をしたかと言うと、今回紹介する『残念女幹部ブラックジェネラルさん』にそういうシーンが出てくる…というわけではなく、マジでただ思い出したからです。マジで。
 
マジで。
 
あ、キャンペーンの名前、正しくはもちろん「新年「増話」スペシャル」ですね。
 
『残念女幹部ブラックジェネラルさん』

ここから本編
例えばヒーローものの特撮やアニメを観ていて、主人公側であるヒーロー側よりも、悪役側、とりわけ「悪の女幹部」が好きだった経験はありませんか?

自分はあります!!!!!
むしろいつもそっちの方を好きになっちゃいます!!!!!

ダークなイメージだったり、スタイルがよかったり、ちょっとお茶目なところもあったり
…とにかく、悪の女幹部は最高なんです!

『残念女幹部ブラックジェネラルさん』は、まさにそんな悪の女幹部「ブラックジェネラル」が、ヒーローである「ブレイブマン」に恋焦がれるあまりに巻き起こすハイテンションドタバタラブコメディ!!
いや、実質「ラブ」はあんまりないな…いや、あるんだけど、あるんだけど、これを「ラブコメ」に入れていいものか…

何せ、タイトルに「残念」とあるように、このブラックジェネラルさんはほぼストーカーで、何かにつけて既成事実(オブラートに包んだ表現)を作ろうとするし、ブレイブマンに迫って撃退されてるうちにだんだん強くなってるし、なのにいざ近づくチャンスがきた時はヘタレメンタルになるし…このマンガを「ラブ」メインで読もうとすると「ギャグ」メインなので面食らうかもしれませんが、それもまた良し!

なぜなら、メインの二人を放っておいて、サブキャラにどんどんカップルができているからです!

悪の組織のあちらこちらから感じるラブコメの波動…
それに引き換え何の進展もないブラックジェネラルさん…
焦るブラックジェネラルさん…
その結果、斜め上ならともかく斜め下の方向に発想が飛んでしまうブラックジェネラルさん…
ざ、残念だ…!!なのにあまり応援したくないのはなぜだろう…

話は変わりますが、先述の通りこれはギャグマンガです。
ギャグマンガに出てくる女性キャラは、スタイルがいい率が高いです(松崎調べ)。
また、こちらも先述しましたが、悪の女幹部はスタイルが良く、転じて悪の組織の女性はほぼスタイルがいいです(松崎調べ)。

そう、誤解を招く表現かもしれませんが、このマンガに出てくる女性、全員エロい身体してるんです(誤解を招く表現)!

これが男の夢ですよ!
二次元ぐらい夢に浸らせてくれてもいいじゃない!
スレンダーな子が少ないのも清々しいし、自分の好みにはピッタリなので問題なし!
でもなぜだろう、直接的に「エロい!」と思える事が少ないのは…

これらの疑問を抱えながら読んでたのですが、自分は一つの答えを導き出しました。
あ、この時間が終わってほしくないんだなぁって。
メインの二人の関係が進展してしまったり、モロにお色気にあてられたりしたら、このマンガの消費速度を速めてしまうんじゃないかと。
マンガを消費するって言い方はあまり好きではないのですが、要は早めに飽きてしまうんじゃないかという恐怖です。
ずっとこのぬるま湯に浸かっていたい、
ずっとこのドタバタを読者として眺めていたい、

そう思えるマンガに出会えた事に、感謝。
 
   松崎ココが好きっ!


ナイスラッキースケベ!!


ブレイブマンにハグされただけでこのリアクション。ダメそう


一般公募から採用されたクマムシの怪人、くまむーちゃん!スヤァァァァ


▲こういう意見もあるよね。ちなみに「対○忍」じゃなくて「退○忍」だからセーフ。かも。

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
 
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