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【コラム】女子高生が舐めてもらいたがるラブコメ⁉『押して駄目なら押してみろ!』


【第133回】松崎克俊 コラム『押して駄目なら押してみろ!』

「女子高生と人外教師のラブコメ」

『押して駄目なら押してみろ!』を一言で説明するなら、こうなります。
ただ、これはあくまで説明であって、このマンガを表現できているとは思えません。
個人的にこのマンガを表現するなら、

「蛇が大好きな女子高生が、実は蛇だった先生に、舐めてもらいたがるラブコメ」

でしょうか。
 
 
『押して駄目なら押してみろ!

主人公の女子高生「財部つくし(たからべ・つくし)」は、蛇にしか恋愛感情を持てない、数々の男子からの告白も断り続けてるクールビューティー。
そんな彼女が、教師の「加賀美肇(かがみ・はじめ)」を一目見た瞬間、蛇に初恋した時と同じ感覚を味わったのです!
その先生を追いかけている内に、ある秘密を知ってしまいます。加賀美先生は、「人喰い大蛇」だったのです…!

というところから始まる物語。
設定も面白いのですが、自分が好きなのが二人のキャラクター!

 

分かるー!自分も(三次元の)人間は恋愛対象外だから分かるー!!

▲印象的な加賀美先生の歯。こういうところちゃんと描いてくれるのすごくたすかるわぁ…

加賀美先生は、普段は人間の姿をしていて、いろんなところに頭をぶつけたり、つくしに思わず土下座しちゃったり、生徒にからかわれっぱなしの頼りない先生。
さらに、ふとした瞬間にしっぽやウロコが出てしまうという、怪物の姿になっても変わらないその印象。
で、ありながらも、かつては「人喰い」であったという事実。
このアンバランスさ!

 

▲頼りないあまりに二次元特有の黒板消しのアレをやられてしまう加賀美先生。

▲Oh,ジャパニーズDOGEZA…
 
そして何と言ってもつくし。
学校中の人からは高嶺の花だと思われていながら、実際は興味の無い事には全く目が向かないだけで、逆に言うと興味のある事(つまり、蛇)になると普段の姿はどこへやらとなる偏愛具合。
先生の事を知った後も、怖がるというよりは「自分が感じた「ズッッッキューーン」はこれだったのか」と納得するようなところ。
先生の本当の年齢(2035歳)を聞いて、「2019歳差か…」と冷静に考えるその姿。
一見クールビューティーな少女の頭の中がぶっ飛んでるというアンバランスさ!

そんなアンバランスな二人(一人と一匹?)のアンバランスな関係がコメディとして面白く、飛躍すると「多様性」を求める今の世の中にピッタリな気がするのです!…飛躍しすぎか?

 

▲こんな真の姿を見せられても…

▲こうだもの。きゅーーーんなのよ。
 
また、「他の先生も実は…」「あの生徒も実は…」といった割と定番な展開もあり、若干ぶっ飛んでると思われるような設定でありながらも、安心感があります。
そういった場面においての、不自然さを自然と受け入れる事のできるデザインの説得力があるという事も伝えておきたいところです。
異形の物であっても人間の姿の時に感じていた愛嬌などは損なわれず、学校や人間が住む世界で見ると異質でありながらも違和感は感じないという絶妙なラインをデザインで表現しているのが流石です!

そんな怪物を目の前にしてあまり動揺せず(少しは動揺する)むしろ興奮しちゃったりするつくしを見てるのが楽しく、今後二人(一人と一匹)の関係性がどう変わっていくのか、はたまた変わっていかないのか、すごく楽しみです!

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
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