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【コラム】悪役令嬢、相変わらず好きだね!『悪役令嬢レベル 99~私は裏ボスですが魔王ではありません~』


【第139回】松崎克俊 コラム『悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~

3 週間ぶりの悪役令嬢ものの紹介です。相変わらず好きだね!
一応「女性向け」という分類がされているジャンルでも、男性が好きな事もあるんだぞ! というのを言っていければいいなと。
あ、すみませんかっこつけましたただ好きなだけです。

というわけで、今回は『悪役令嬢レベル 99~私は裏ボスですが魔王ではありません~』!
 
『悪役令嬢レベル 99~私は裏ボスですが魔王ではありません~

生前プレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢「ユミエラ」に転生した元女子大生。実はユミエラは、ゲーム内で魔王を倒した後に出てくる裏ボスでもあったのです!
ゲーム内のキャラ達と関わらないように、そして何があっても生き延びられるようにと小さい頃から一人でレベル上げに勤しんだ結果、王立学園入学時にレベル 99 である事が発覚。生徒たちの注目の的となってしまい、ゲーム内のキャラ達と強制的に関わる事になってしまったのです。
さよなら平穏の日々…

大変な事になったユミエラは大変ご愁傷様ではあるんですが、本人のタフさと無表情さのアンバランス加減がめちゃくちゃ面白い!

この顔すごくすき

▲このタフさよ

この世界でどうやら自分が嫌われてるらしいと気付いても客観的に状況を判断するユミエラ。
無表情に心の中で毒づくユミエラ。
回復魔法があるから腕一本失っても大丈夫とドヤ顔するユミエラ。


「自分のやってた乙女ゲームの中に入っちゃった!?となると私が好きだったあのキャラやこのキャラと実際に会えるじゃない!でも自分は悪役令嬢…どうすればいいの!?」
的な悩みは全くと言っていいほど無く、ただただひたすらレベル上げ。その冷静さ・達観した感じはまさに悪役というよりは【裏ボス】といった感じ。
それがフィクションならではのコミカルさで、でもどこかリアルな感じもありつつ、ユミエラの可愛らしさも相まって、嫌味なく面白く読み進められるのです!

 

▲こんな小さい子がそんな冷静に

▲「頼もしい」というより「なんか恐い」
 
そもそも、ユミエラがこの乙女ゲームを説明する際、戦闘部分が面白いとしか言っておらず、男性キャラの好みなどに言及してないあたりも、ちゃんとキャラ説明になってたんだと今さら気付いて「読んでいてキャラクターに違和感が無かったのはこういう事か…!」とハッとしております。

また、この乙女ゲーの世界では本来のヒロイン「アリシア」がちやほやされ、ユミエラは嫌われている・避けられているという状況になっているのですが、そんな自分を敵視してくるキャラクターを力技でねじ伏せる様子が読んでてスカッとして気持ちがいい!

レベルが 10 もあれば凄いという学園の中で、王国最強の騎士のレベルが 60 という世界の中で、99 というカンストしたレベルのユミエラの能力は【裏ボス】に相応しいもの。
そんなユミエラが「どうやって手加減しよう」と考え、その結果コテンパンにやられる皆を見ていると「可哀想」というよりも「清々しい」という気持ちが出てきてしまうのです。いい気味だ!!

 

▲この「レベル99」の吹き出しの黒さよ

▲上の階に上りたかっただけだからセーフ!
 
とは言っても、ユミエラに心を許せるような仲間がいない、というのは読んでて寂しく思ってしまうのも事実。
彼女がどんなに強かろうが、「誰か彼女の事分かってあげて!」と、読んでる自分は思ってしまうのです。
ただ、自分は気付いたのです!1 巻の時点ではどっちに転ぶのか分からないキャラがところどころに散りばめられていたのを!
この中に彼女の支えになってくれるようなキャラがいますようにと願いながら、2 巻以降を楽しみに待つしかないなと思うわけなのです。

松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
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