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【コラム】キスしたらエッチするんじゃないの―――っ!!『明るい記憶喪失』

 
【第143回】松崎克俊 コラム『明るい記憶喪失

今回ご紹介するのは『明るい記憶喪失』。
以前、コミックウォーカーのTwitterで毎週マンガを紹介させてもらってた時にもこのマンガについては書いているのですが、この度完結!最終巻発売!という事で、改めて書かせていただこうと思い、現在に至ります。
 
『明るい記憶喪失

マンガの内容について説明しますと、幸せに暮らしていた一組の同棲カップルのうち、一人が記憶喪失になってしまうというお話です。
記憶喪失になってしまったのは「アリサ」。しかしアリサは超ポジティブ人間だったのです!
病室で恋人の「マリ」さんに出会うも、以前の記憶は当然ありません。でも、マリさんの顔が好み過ぎて一目惚れ
これからどんな同棲生活が待っているのでしょうか…?

このマンガのポイントは、なんといってもタイトルにもあるように「記憶喪失」なのに「明るい」という点ですね!
マリさんの一挙手一投足にキャーキャー言いながら惚れ直すアリサ。そこには、「記憶喪失」というワードから連想されがちなネガティブな感情はみじんもありません。
むしろ、「大変なのはアリサの方なのに…」と、マリさんの方がナイーブになる瞬間があるぐらい。
そんな時もアリサはあっけらかんと大変さは全く感じておりません。
「少しは大変さ感じろ!」とも思いますが、記憶をなくす前からそういう性格だったんだからしょうがない!

ちょっと深刻っぽい1コマ目。

▲アリサが記憶喪失になったの、まさかこんな理由!?

あ、言ってなかったですが、百合です!
「アリサ」と「マリ」さんという名前で気付いたかもしれませんが!

女性同士で付き合っているという事にどうしても世間の目を気にしてしまうマリさん。
そんなもの関係なく好き好きアピールをしてくるアリサ。
クールビューティーのようで実は「受け」なマリさん
好き好きアピールのまま「攻め」なアリサ

百合という部分が生かされている関係性と、
百合だとか関係なくカップルとして魅力的な関係性が共存していて、
百合ものになかなか手が伸びないという方にもおすすめです!

 

▲イチャイチャ写真を撮ってる昔の自分に嫉妬するアリサ。嫉妬と言ってもこのテンション。

▲学生時代のマリさん。格好いいけどはだかではない
 
個人的なポイントとしては、「えっちする」「えっちしたい」というワードが結構出てくるのですが、それが全然下品じゃないところですね。
これはアリサのあっけらかんとした性格や作者の奥たまむし先生の絵柄、そして二人を温かく見守りたいという気持ちが、リアルっぽいけど下品に見せないのかな、と思います。

 

▲密かに結婚式を挙げるつもりだったのに…ちなみに犯人は左の人。

▲公共の場だぞ!!
 
最初、このマンガはどんな方向に向かってどう展開していくのだろう、結構シリアスめの話になるのかな、だとしたら自分がこのマンガに感じていた魅力は減っちゃうのかな、でも新しい魅力が出てくるのかな…などとゴチャゴチャ思っていました。

結果、親への挨拶だったり、結婚式を挙げたり、記憶をなくす前のエピソードだったり、記憶が戻ったら今のアリサは消えてしまうの!?という不安だったり、そういうものぜーーーーんぶアリサが引っ張って明るくしてくれちゃいました
つまり、最初からテイストはずっと変わらないでいてくれた、という事です!
これは、マンガとしては完結しましたが、この二人はこんな感じでどこかで幸せに暮らしてるんだろうなぁ、と思える事に繋がっていて、自分はそれがすごく嬉しいのです。

 
松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
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