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【土田晃之コラム】世界観にうまく入り込めれば、どんどんハマっていけそうな仕掛けが随所にある『図書館戦争』



【第47回】「図書館戦争
の巻
小説が最初に出て、その後アニメ化され、さらに岡田准一さんと榮倉奈々さん主演の実写映画となったこの作品。内容は分からなくても、僕自身がタイトルや映画の主演が誰なのかを知っているということは、「きっと評判のいいヒット作なんだろうな」と思いながらディスクを再生しました。

感想としましては……、独特な世界観に上手に入り込めなかったな。という感じです。自分は小説を読んでいないので、もし読んでいたらしっかりと伝わったのかもしれませんが、『表現の自由と武力がつながる世界』というのがどうもピンとこないと言うか……。ほとんど現実に近い世界観なのに、なぜか図書館が武装化しているあのパラレルワールド的な感じが自分の中でうまく消化できなくて……。

これまでもアニメで現実と非現実が入り混じった世界をたくさん見てきました。魔法が使える世界の物語も見てきましたし、巨大ロボットが戦う作品も見ました。そういう作品は、すんなりと世界に入って行けたのですが、なんででしょうね。この作品は、なんか上手く入り込めなかったんですよね。

「軍隊ではなく自衛隊という組織が存在する日本で、こうもあっさりと武力を持っていいのか?」とか、「表現の自由から武力へ直結するってどういうこと?」みたいな感じで、あらゆる部分で「?」が出てきてしまう。本来なら「そういうパラレルワールドなんだね」と思いながら見進めていくべきなのでしょう。でも、日常の世界というか、武力衝突以外で描かれている世界がものすごく日本っぽいから、日常のシーンから戦闘のシーンへ移ると違和感を覚えてしまう。

最終話まで再生が終わった後、この違和感、以前にもあったな、なんて思っていたら気がつきました。これは「氷菓」を見たときと同じだと。
確か「氷菓」も小説が原作で、主人公達が生活する街の様子がしっかりと描かれていた。だけど、奉太郎とえるの関係がなんか不自然に感じてしまい、その違和感が拭えないまま見終わってしまった。
そのときも原作の小説を読んでいなかったのが世界観にうまく入り込めなかった原因なのかなと思いましたが、なんといったらいいのでしょうか、自分には想像力や理解力が足りなかったのかなと。

新人の郁と上官の篤の恋愛は王道のストーリーで興味深い。同僚のお兄さんの組織も今後、どんな感じで関わっていくのかが気になる。世界観にうまく入り込めれば、どんどんハマっていけそうな仕掛けが随所にあるので、再生中ずっと「入り込めればなぁ」なんて思っていました。確か「図書館戦争」はProduction I.Gの制作で「氷菓」は京都アニメーションが手掛けた作品。アニメ作りに定評のある会社だから、日常のシーンがリアルな日常に見えてしまうから、非日常との間にギャップを感じてしまって、自分のような切り替えが上手くないタイプは物語に没入できなかったのかもしれませんね。

次回は「ラブライブ!」の第1期を見て、あれこれ語ります。

 
 『図書館戦争』
Blu-ray BOX
 
 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・家電など多方面に興味あり。
 















































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