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【土田晃之コラム】面白いフォーマットを作ったな『ラブライブ!』



【第48回】「ラブライブ!
の巻
作品に出演している声優さんたちが紅白歌合戦で曲を披露したり、7月からNHKのEテレで新シリーズがスタートしたり、アニメを制作しているのがガンダムと同じサンライズだったり。いろいろと他の人から話が聞こえてくるので、人気の作品なんだなと思いつつ、見るタイミングがなかった「ラブライブ!」。今回はそんな有名な作品を初めて見た感想をあれこれと書きたいと思います。

まず感心したところは、面白いフォーマットを作ったなということ。アニメやマンガの世界では定番の甲子園をめざす高校野球もの、それをアイドル版でやってみようという発想が素晴らしいですね。それと、全国大会に出場するところまでを描かずに第1期が終了するという流れもよかったです。全国大会を描かないことで、μ’sの9人を主人公とする続編が作りやすい流れになりますし、ラブライブという全国大会を考えたことで、μ’sの9人以外のスクールアイドルの物語や、μ’sがいなくなった未来の話も作りやすい。パッケージとか、全ての始まりとなる第一章ってすごく大事だと思うので、この流れを作った人はすごいと思います。

物語の展開は、ものすごくベタで、見ていて驚くようなことはまったくありませんでした。オープニングの主題歌のところでμ’sのメンバーになる女の子たちが登場しているので、グループに入ることに後ろ向きなピアノが上手な子とか、グループの存在を拒否する生徒会長を見ていても「結局はμ’sに入るんだろうな」なんて思いながら見ていて、予想通りの結末になりましたし、ライブ直前に雨の中、穂乃果ちゃんが走るシーンをみて「これは……」と思ったら、やっぱりな結果になりましたし、ことりちゃんの海外の話もフリがしっかりしていたので驚きがない。だけど、なんというのでしょうか、見せ方がうまくて、ポンポンとテンポよくストーリーが進むから、物語が頭の中にスッと入っていく。だからどんどん物語を見進められるんですよね。気がついたら第6話まで一気に見てしまったみたいな。謎が多くてクセが強い作品の方が評価されることって多い傾向にありますけど、こうやって初めて見ても物語が理解できる見やすさって評価されるべきポイントだと思うんですよね。

最後に、ガンダムを製作するサンライズが作ったアニメということで、ガンダムのような、モビルスーツが兵器として活躍する世界とか、地球にコロニーを落とすみたいな、そんな未来絶対ないだろという「フィクション」の要素が入っているんじゃないかな、という目線で物語を振り返ってみたら……ありました! すごいフィクションが。
それは……μ’sのメンバー9人が全員いい人すぎるということ。女子校のような女性だけがたくさん集まる場所で9人も人を集めているのに、全員がいい人って、これはありえないかと。世の中に性格がいい人はたくさんいますから、全員がいい人になることもあるかもしれません。ですが、女性だけの集団で、全員がいい人で前向きでというのは……モビルスーツが宇宙戦争で兵器として使われる時代になる可能性よりも低いかと……。女子校出身の方が、この物語を見てどう感じるのか、ちょっと知りたいですね。

そんな気になるところもありましたが、テンポよく見ることができたので、次回は「ラブライブ!」の第2期を見ようと思います。

 
『ラブライブ! 9th Anniversary Blu-ray BOX Standard Edition』(期間限定生産)
 
 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・家電など多方面に興味あり。
 
















































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