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【コラム】「大切なもの」がきっかけで「大切なもの」が増えていく…『猫のようなナニカ』

 
【第154回】松崎克俊 コラム『猫のようなナニカ

『猫のようなナニカ』は、小学生の「江巳安連矢(えみあ・れんや)」くんが、猫のような何かである「ナニカ」を拾ってきて、一緒に生活するお話。
単行本の帯に書かれている
「猫?妖怪?UMA?いいえ、よくわからない
ナニカ
です!」
というコピーにあるように、「ナニカ」が一体何なのか、よく分からない状態で始まり、よく分からないまま完結します。

 
 
『猫のようなナニカ』

分かるのは、生き物である事人間の感情を察知しているっぽい事どうやら悪いやつではない事
細かく言うと他にもいろいろあるんですよ?天井に張り付ける事とか、パンを食べる事とか、首輪がすり抜けちゃう事とか。
もうそんな事を言い出しちゃうとキリがないのでね!是非読んで確認してもらいたいなと思うのですが。

 

ナニカがパンを食べている時の音。ゴリゴリ?

▲天井に張り付いてじっと見つめるナニカ。

このマンガのポイントですが、「ナニカ」の不思議さもさることながら、その「ナニカ」に対して無粋なツッコミを入れる人がいないというところかなと。
「ナニカ」を変な猫だと思ってる人もいれば、おそらく猫じゃないんだろうなぁ…と薄々思ってる人もいて、存在に対して疑問を持ってる人はいるのですが、だからといって「ナニカ」の存在自体を否定する人はいない、このマンガの空気感が自分はたまらなく好きですね。
このマンガに、悪い人は出てきません。一瞬出てきたのですが、「ナニカ」に飲み込まれて改心したので安心です!
飲み込まれた??

 

▲お母さんあっさりー!!

▲鳴き声がどうやら地球上の言語ではない
 
特に、主人公の連矢くんは「ちょっと変わってはいるけど、猫ってこんな感じなんだなぁ」という、細かい事はあまり気にしない性格で、それがこのマンガの面白さに拍車をかけています。
バカとか天然とかじゃないんですよ。おおらかというか、子どもらしいというか。

そういう細かいところは気にしない連矢くんではありますが、初めて生き物を飼う事もあってか「ナニカ」をとても大切にしていて、クラスメイトや周りの大人たちのサポートによって、「ナニカ」のお世話に励みます。
この、「ナニカ」がきっかけで友達の輪が広がっていくという、「大切なもの」がきっかけで「大切なもの」が増えていく流れ。幸せです。読んでて。


 

▲ベッドの下に物を落としても、ナニカなら大丈夫!

▲この時期、羨ましい機能!…機能?
 
連矢くんの成長や「ナニカ」との絆が日常的に描かれていて、物語としては完結したとしても、皆はこの世界で今も生活してるんだなと思わせてくれます。
そんな謎の生き物を中心とした面白癒し空間を、満喫してもらいたいです!

最後に!
これがまた自分の好きな、
「表紙にひと工夫あるパターンの紙の単行本」
なんです!
表紙にひと工夫あるパターンというのは、例えばキラキラした表紙だったりとかのやつです。
内容だけじゃなく、五感でマンガを楽しんでる感じが、「紙の本読んでる~!」「堪能してる~!」ってテンション上がるんですよね。同じように思ってる人結構いるんじゃないかなぁ。
なので、個人的には紙の単行本で買う事をオススメします!

 
松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
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