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【コラム】後を引くニヤニヤが止まらない 『声の小さい小森さんとクソデカ大声の大林くん』

 
【第162回】松崎克俊 コラム『声の小さい小森さんとクソデカ大声の大林くん

『声の小さい小森さんとクソデカ大声の大林くん』
タイトルがすべてを物語っているような気もしますが、つまりは

正反対の二人が友達以上恋人未満な関係で読む人をニヤニヤさせる

という、俺たちの大好きなアレです!!
幸せな気持ちになるアレです!!
そんな二人がどんないちゃいちゃを繰り広げているのか、解説していきます。
 
 
 
『声の小さい小森さんとクソデカ大声の大林くん


まずは、声の小さい小森さん

声が小さい女の子という事で、おとなしい子なんだろうな、という予想をする方が多いかと思います。
実際におとなしい性格ではあるのですが、積極的に小林くんに話しかけたりと、結構大胆な子でもあります。


 

▲小森さんは声が小さいので距離感も近いです。「んわ」は大林くん。


さらに、暗い性格というわけではなくむしろ笑顔の多い明るい子で、友達も普通にいて、おちゃめな部分もあるという可愛らしい女の子で、「声が小さい」というだけで記号化した二次元のキャラクターとして思い込んでいた自分に反省。    

 

▲声の大きさは文字の大きさでも表現されています


そんな小森さんが「声が小さい」事を最大限に生かしているのは、

大林くんの耳元で話しかける

シーン。


 

▲近くで喋ろうとする小森さん。よく聞こうとする大林くん。


小森さんとしては、単純に自分の声が小さいから相手に聞こえるように、という気持ちで耳元で話しかけているだけなのです。ただ、お相手の大林くんにしてみれば、好きな女の子から常に耳を狙われている状態なわけです。これは、たまったもんじゃないですよ!

その大林くんの反応も含めて、良いニヤニヤポイントです。



続いて、クソデカ大声の大林くん

「声の大きい」ではなく「クソデカ大声」なので、まぁ~うるさい!
カラオケで歌でも歌おうものなら、マイクの相乗効果で「クソクソクソデカ大声」ぐらいにまでなります。


 

▲クラス中のSiriのようなものを起動させてしまう男


 
ただ、彼もまた「クソデカ大声」からイメージされるような、無神経でガサツだったり、勉強が全くできないといったイメージはそこまでなく(全然ないとは言ってない)、小森さんに気を配っているところが、憎めない・良い奴だなぁ~って読んでて思うポイントですね。

メインのキャラに好感を持ってもらわないと、恋愛系って読もうと思えないですからね。



そんな大林くんの「クソデカ大声」を最大限に生かしているのが、

小森さんへの気持ちがクラスの皆にバレバレ

なところ。


 

▲声の距離感バグってます

 

▲授業中の手紙の受け渡し。を、見ている後ろの席の二人。


そりゃそうだよ!だって声がデカいんだもん!!

二人だけの会話も、小森さんに優しい言葉をかけているところも、周りの人はぜ~んぶ聞こえてます。

そんな二人を、というか大林くんを見て、クラスメイト達は「またか…」「はいはいごちそうさま」と、やきもきした状態になっているのが、まるで読者を代表しているかのようで、また我々読者もクラスメイトになったかのようで、よりマンガ内に入り込めるようになっています。


 

▲積極的な小森さん。


 
皆で一緒に二人を見守っている感じ、良いワクワクポイントです!
これはニヤニヤというより、ワクワクですね。



1話につき4ページですぐ読めますし、テンポ良くいろんな話が読めるので、ちょっとした空き時間にさくっと読めてしまう手軽さがありながらも、後を引くニヤニヤが止まらないという、なかなかに罪深いマンガに出会ってしまったのかもしれませんね…

 

 
松崎克俊Profile
1983年9月2日生まれ/福岡県出身/現在はピン芸人として活動中/太田プロダクション所属
アニメ・ゲーム・漫画が大好き。二次元女性キャラクターしか愛せないという名言もあり。
 
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