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【土田晃之コラム】誰が見ても確実に楽しめる『映画大好きポンポさん』の巻



【第54回】「映画大好きポンポさん
の巻
今回は、2021年に公開、先日ブルーレイが発売されたばかりの作品を見ました。

今までに見たことがない、自分にとっては不思議な感覚の作品でした。ストーリーは、学生時代はパッとしなくて友達がいない地味なキャラ、だけど映画が大好きという青年が映画会社に就職して監督に抜擢される……という、おおまかな流れだけでいえば王道とも言えるもの。だけど、映像を編集するシーンの表現とか、アニメっぽいデフォルメされたキャラクターとか、王道の流れの中に、これまでにない見せ方を入れていて上手く作ったなと感心しました。

こういう作品って、人物をリアルな感じに寄せた方が学生時代のダメダメさや、映像の編集の魅力に取り憑かれているところを描きやすい。子どもたちに見せる作品ならこういうキャラでいいけど、この物語のテーマは子どもには難しくて理解できなそうなもの。なのにどうしてこんなキャラクターにしたんだろう、なんて序盤は思っていましたが、見終わった後はこれはこれで味のある感じだなと。こういうタッチのアニメをたくさん見ている人も多いでしょうから、時代に合った表現ではないでしょうか。

学生時代のシーンで、主人公の青年をいじめる人など、悪い人が出てくるかと思ったら、そういうこともない。登場人物はみんないい人。裏切りや驚きはないけど、主人公の頑張りを応援したくなる。そして最後はみんな幸せになる……。

今、こうやって振り返っていて気が付いたのですが、こういうどんでん返しがまったくない、純粋でまっすぐな物語だから、子ども向けのアニメっぽいキャラクターにしたのかもですね。リアルなタッチの人物だと「現実はそんなにうまく行かねーよ」と感じる人も出そうですからね。

どんなに肌に合わなくても5点満点の3点は取れる。もちろんどハマりして5点をつける人もたくさんいる。喜怒哀楽の感情が派手に揺さぶられてボロボロと涙をこぼすような作品ではありませんでしたが、誰が見ても確実に楽しめる、そして映像を編集する熱さが伝わる映画でした。


次回は、セカンドシーズンのブルーレイが出揃ったので「約束のネバーランド」を見ようと思います。1年前にこのコラムで見たときは夢中になってみた作品。続きが楽しみです。

 
『映画大好きポンポさん 通常版 [Blu-ray]』
 
 
土田晃之Profile
1972年9月1日生まれ/埼玉県出身/ピンでタレント活動中/太田プロダクション所属
ガンダム・サッカー・白物家電など多方面に興味あり。
 





















































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