霊峰が見下ろす大河のほとり、舟で人々を運ぶ「渡し守」として働く少女・ハル。彼女の瞳に映るのは、遠くたたずむ山々と、静かにゆらめく水面と、そして身を焦がす悔恨の思いだった。 追想のバルカローレが響くとき、小さな舟の上から世界は動きはじめる。
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