やむを得ない事情で、来月開催される婚活パーティーに参加することになった研究職のエルゼは、同様の状況の友人に、パーティー前までに片想いの相手に使うからと惚れ薬の製造を依頼される。 けれど……完成した惚れ薬をよりにもよって５年越しの片想いの相手にかけてしまって!? 「エルゼ嬢、きみが好きだ。俺と結婚を前提につきあって欲しい」 途端にエルゼを口説き始めた騎士に、アタマを抱えるエルゼ。好きな相手だからこそ、薬の作用による告白に応えるわけにはいかない！　 無口なはずだったのにやたらと甘い口説き文句を饒舌に語りだす騎士に、エルゼは必死に抗うけれど――。 「受けられません。あなたの気持ちは間違いですから！」 攻める騎士と逃げたい研究職の女性の恋愛攻防戦！