CandleA編集部では、2026年12月15日(火)「わたしたちの反戦」をテーマにしたコミックアンソロジー『暗闇に灯りをともす わたしたちの反戦コミックアンソロジー』を刊行いたします。

編集部より
世界では、ずっと昔から多くの人が理不尽な戦火によって、住む場所を追われたり自身の命を失う日々が続いています。
戦争━━それは、戦後80年の歴史を堅持してきた日本に住むわれわれにとって、遠い時代の遠い国の出来事のようでありながら、日常と地続きの現実です。
わたしたちがレモンを買ったお金が人を殺す武器の製造につながることは、いつか直接誰かを殺したり殺されたりする可能性があることと無関係ではない。
すべての人が幸福に生きられない社会では、誰かの犠牲の上に生活が成り立っています。
この時代に、漫画という表現にかかわるわたしたちができることを考えて、「わたしたちの反戦」をテーマにコミックアンソロジーを企画しました。
寄稿いただいた読切作品を、10月23日(金)~12月4日(金)の間、全作品無料で「#わたしたちの反戦リレー」読切企画として、カドコミにて毎週公開いたします。
参加作品&公開スケジュール
◇10月23日(金)更新
芸術の灯は、決して消えない。
「Опера」
えすとえむ(著者)玉本英子(協力)
<あらすじ>
とある国のオペラハウス。
演者と観客、自らの尊厳を失わず、生きるために日常と非日常を愛し守ろうとする者たちの想いを乗せて、今日も舞台の幕が上がる――

モヤモヤからの、第一歩目。
「無辜の人へ」
ゆざきさかおみ
<あらすじ>
「戦争ってだめなこと」。幼きころは当たり前に思っていた。でも、いまは言うのも言われるのも怖いと感じてしまう──その事実に、モヤモヤしてしまうのはなんでだろう?『作りたい女と食べたい女』ゆざきさかおみが描く、関心へ踏み出す渾身の一作。

◇10月30日(金)更新
恥ずかしいだなんて思わないよ
「マクルーバが良い人」
絹田みや
<あらすじ>
土井くんは、ブレない。ひとりで手を挙げることをいとわない。
デモに参加する母親に対して友達の前では声をかけられなかっためぐみに、土井くんがかけた言葉とは…。『友達だった人』作者の絹田みやが描く、ユニークであたたかい物語。

想像することをあきらめない。
「私ってバカだからさ」
谷口 菜津子
<あらすじ>
学校でおバカキャラのミオは、物知りだけどクラスの変わり者の一葉が面白かった。一葉は忠告する。「それやめた方が良いよ、私バカだからってやつ」。そうは言っても、私、バカだし。でも、ある日、ミオの「面白い」のひとことが一葉を怒らせてしまう……。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』『今夜すきやきだよ』の谷口菜津子が描く、他者への想像をあきらめないための物語。

◇11月06日(金)更新
私たちには、力がある。
「ひとり分の反戦」
ツルリンゴスター
<あらすじ>
私が娘のバースデーケーキを切ったその日、テレビの中で、同じ年頃の子どもを爆撃で亡くした親が泣いていた。ひいばあちゃんの家に迷彩柄のズボンを履いていったら、「私は好かんよ」とはっきりとした声で言われた。主婦と学生、異なる立場のふたりから見た「戦争」。『彼女はNOの翼を持っている』のツルリンゴスターが描く、人間ひとりひとりの力を信じた一作。

私が決めたことじゃない。でも、反対はしなかった
「いそがないものたち」
はらだ有彩
<あらすじ>
時は昭和12年。江戸時代から120年続くせんべい屋に嫁いだナツは、家族とともに日々「急ぎでないもの」を売っていた。しかし、国の「急務」とされた戦争により、人々の暮らしは少しずつ奪われていき…。『日本のヤバい女の子』のはらだ有彩による、静かで烈しい怒りを湛えた物語。

◇11月13日(金)更新
勝手に、盛り上がんなよ
「うん、こくぼーたい。」
坂本寺
<あらすじ>
婚活パーティで遭遇したもっことさわよし。さわよしは幼いころからの夢だった「国民防衛隊」に入隊していた。「うんこ構文」にげらげらと笑うさわよしと、ひとりの「国防隊員」として語られるさわよしは、同じ人のようでどこか違う――。
「国の防衛」という大義の元に、人間の死はどう扱われるのか? 違和感を切り取る17ページ。

このままがいいよね
「平和がいちばん」
おおつかちょん
<あらすじ>
「ず~っとこのままがいいよね」TVをみて買い物して旅行に行く、平和な毎日。
でもなんか、どこかにまとわりつく不安。それを払拭するには、どうしたらいいんだろう?

◇11月20日(金)更新
「なんか」の中身を、ふたりで見に行こう。
「なんか」
遠野人夏
<あらすじ>
凛の高校からの同級生であり、オタ友の陽葵が燃えた。「おかしくなった」陽葵のSNSを見て、気圧されつつも心配な凜。
ひょんなことから、ふたりは一緒にデモに行くことになり…!?

戦争は終わった。本当に、あとかたもなく――?
「希望ニナレ」
真新イッサ
<あらすじ>
菅怜南とカン・ナレは大学時代からの友人。今なお遺る日韓の争いや侵略の歴史を前にして、怜南は「もう終わった戦争なのに」と発言してしまい――。

◇11月27日(金)更新
猫目線で描く、生活と平和。
「うちの人間は悪と戦っている」
高田サンコ
<あらすじ>
この頃、うちの人間は悪と戦っているらしい。パソコンとかいう板に向かって、レスバとやらに勤しんでいる――でもそんなこと、猫には関係ない!『ランチ酒』『細村さんと猫のおつまみ』の高田サンコがおくる、猫と生活、そして平和にまつわるショート漫画。

アネモネの花が、ずっときれいに咲きますように。
「アネモネ」
森島明子
<あらすじ>
春になると必ず咲くアネモネを、ふたりのママと眺めるのが好きだった。来年も、同じように咲くと思っていた。変わらない日常が、少しずつ色を失い始めるまでは――

◇12月04日(金)更新
「簡単」って、なにを基準に言ってるわけ?
「簡単ラクラククッキング」
清永卵
<あらすじ>
お料理番組で紹介されていた「簡単に作れる」ブラウニー。しかしいざ材料を買いに行くと、どれも高くて手を出しにくいものばかり。私たちはいつから、少しずつ我慢を強いられるようになったんだろう?

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<書誌情報>
『暗闇に灯りをともす わたしたちの反戦コミックアンソロジー』

抵抗の光を、ここに。
◇内容紹介
目をそらしていた過去がある。 目をそらしてたい現在がある。
いつの時代も人々を暗闇に誘う戦争が 身近ないまだからこそ読みたい、 表現者たちの連帯であり抵抗のアンソロジー。
食べ物、暮らし、服、ねこ、アイドル、推し、韓国文化、家族、演劇…など
日常を中心に描かれる「わたしたちの反戦」テーマの短編コミック13篇!
▼予約はこちらから▼
https://www.kadokawa.co.jp/product/322608000917/




