
「記憶は過去へ、夢は未来へ、私を連れていく」――日本と台湾にルーツを持つ少女・シャオミン(小明)は、亡き父の故郷・台湾で大学生活を送るため、住み慣れた日本を離れ海を渡った。しかし、身寄りのない地での生活は厳しく、部屋探しすら難航し、入学式を前に途方に暮れてしまう。行き場を失った彼女が迷い込んだのは、台北の歴史が静かに息づく集落・宝蔵巌(ほうぞうがん)。路地裏に佇むカフェ“百日珈琲”には、「訪れた者…
「記憶は過去へ、夢は未来へ、私を連れていく」――日本と台湾にルーツを持つ少女・シャオミン(小明)は、亡き父の故郷・台湾で大学生活を送るため、住み慣れた日本を離れ海を渡った。しかし、身寄りのない地での生活は厳しく、部屋探しすら難航し、入学式を前に途方に暮れてしまう。行き場を失った彼女が迷い込んだのは、台北の歴史が静かに息づく集落・宝蔵巌(ほうぞうがん)。路地裏に佇むカフェ“百日珈琲”には、「訪れた者の悩みを解決してくれる」という不思議な都市伝説が囁かれていた。店主のモン(孟)が営むその店は、単なる憩いの場ではなく、人々の記憶を辿る“夢の研究所”。「亡き父はなぜ、夢を通して語りかけてくるの?」――2000キロの海を越えて旅をする蝶“アサギマダラ”の記憶に導かれ、シャオミンは“記憶の宮殿(マインド・パレス)”を巡る、時空を超えた旅を始める。『緑の歌 -収集群風-』『隙間』の高妍(ガオ・イェン)が贈る、すこし不思議な台湾・ヒューマン・ファンタジー。





