カドコミ運営が、解析データからSNSトレンドをキャッチして、今きてるマンガをご紹介する「バズレーダー」。VOL.17は、本作を片手に街に繰り出したくなること必至、あの風景も登場し話題の街歩きラブコメ 『ふたり街あるき』を調査します。
なんでもない街を君と歩けば、世界が不思議な彩にあふれる!

大学進学を機にひとり暮らしを始めた、ヒナこと芦山日向(あしやま ひなた)。高校時代の友人のSNS投稿をよそ目にしながらゴロゴロ。サークル入会もなんとなく気乗りせず、ぼーっと過ごすある日のことでした。

簡単にお昼を済ませることにしたヒナ。思い立ったらすぐに“ワック”を食べられるこの街を思います。
通学しやすく不便はなく、面白味があるわけではないけれど求めているわけでもなく。淡々と日常を過ごすには特に欠点はありません。
一連のシーン、短いヒナの独白の中で、そんなことは言っていないのですが「本当は何かに熱中したい」と聞こえてきそうな心の描写がぎゅっと詰まっており、冒頭から心を掴まれます!

食事を終えた帰り道、何もない虚空にカメラを向ける男性に出会い、ふと足を止めます。

ここはコミュ強女子大生・ヒナ! 臆すことなく、男性に話しかけます。警戒、困惑、羞恥、いろんな思いがない交ぜになった男性が声を発することなく、指を指した先には——。
こちらの最終コマ、違和感にお気づきですか?

ドアが2階に付いているのです。罠なのか?施工ミスなのか?妄想が膨らみ、早くも会話が弾む2人。

「…変わった人だ」
好奇心だけで、次のスポットへ移動する男性に付いていくことにしたヒナ。なかなか大胆で無防備ですが、ヒナの質問にイヤな気がしないのか、男性側も風景への深い考察を惜しげもなく披露します。
すぐにでも近くの石塀を見に行きたくなるような、深い知識に裏付けされた街歩き、とにかく好奇心をくすぐります!

男性は、行く先々で不思議な建物や景色を見つけては妄想するだけ。ヒナにとって経験したことがない時間の過ごし方でしたが、前のめりで妄想に参加する姿が微笑ましく描かれます。

探索の途中、カフェを見つけ入店することにした2人。
知らなかった場所、調べようともしなかった情報を知ることができるのは、散歩の醍醐味かもしれません。

ここまで来て、ようやく自己紹介をし合う2人。
カゲ君こと多賀影聡(たかかげさとる)は、漫画家のアシスタントのプロ(プロアシ)を目指す青年。写真を撮りながらの散歩は、資料集めが目的だったのです。

ひょんなことから、自分のマニアックなこだわりを披露するヒナ。分かるような分からないような彼女だけのツボを、ちょっと照れながらカゲ君に伝えると……。

偏愛する気持ちも、ちょっと変わった風景への解像度も、誰よりも自分が持っているカゲ君らしい受け答えに、今後のラブコメ展開にも期待が募ります!
このあとカフェを出て、再び移動を始める2人。ついにカゲ君の本日の目的地に到着するのですが、彼の鋭い視点が街のどんな姿に着目したのかはぜひ本編で。変わりゆく街の姿に、ドラマを思わずにいられない展開です!

目的地の風景を見たヒナの一言。茶化すでもなく、真っすぐカゲ君に伝える視線が印象的です。
このあとも、暗渠、透かしブロック、室外機……街歩きにこんな視点もあったのかと驚きと感心の連続で、街に出てみたくなること間違いなしの『ふたり街あるき』、続きはぜひ連載で。ヒナと同様、街中で急に“視力”がよくなる体験がきっと待っています。
おわかりいただけただろうか あの風景描写がSNSで話題沸騰!

こちらは、2026年5月に投稿された胡原おみ先生(著者Xアカウントでは、先生が実際に街歩きをされた際の写真付き投稿も見られます!)のポスト。第8話の試し読みが投稿されると、73万回を超える表示回数となり話題を呼びました。
……みなさんは、おわかりいただけましたか? 引用、リプライ欄は盛り上がりを見せています!

※本記事で紹介しているポストは、ご本人の許諾を得て掲載しています。なお、アイコン画像は掲載上の配慮としてイメージ画像に差し替えています。
そう、先ほどのコマは、よく見ると階段が途中で途切れている「超芸術トマソン」のある風景。本来の意図を失っているにもかかわらず、なぜかそのままになっている不思議な建築がまるで芸術のように見えるという概念を指します。
引用やリプライは、マンガ読みや街歩き好きの感想、超芸術トマソンについてのポストも集まり多岐に渡る内容があふれました。
ヒナの純粋な好奇心に応えるように繰り出されるカゲ君の知識が、読み手にも街への興味を持たせつつ、そんな2人の胸キュンもどう展開していくのか楽しみな『ふたり街あるき』はカドコミWeb・アプリで連載中。
こちらの記事の公開を記念し、今回調査したバズポストで紹介されている「第8話 超芸術・トマソンを探せ!」も期間限定(~2026/07/21)で無料再公開されていますので、この機会にぜひ一読あれ!


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